
【4343】イオンファンタジー(東証1部) 投資判断 Inline継続
現在値 2,087円 PER24.2 PBR1.69 2月配当優待 8月配当
イオン系。大型SC内に遊戯施設。時間制遊具など幼児部門向け強化。
配当金は2月8月の年2回で合計30円で、配当利回りは1.43%となります。
イオンファンタジーは株主優待制度を実施しており、100株以上の2末
株主に対して、3,000円の施設利用券とお米3kgを進呈しておりますので
施設利用券と配当を合算した配当優待利回りは約2.87%となります。
業績を確認していきます。
■2012年2月期 売上高 424億円、経常利益 36.3億円 EPS 92.9円
■2013年2月期 売上高 448億円、経常利益 34.9億円 EPS 84.7円
■2014年2月期 売上高 465億円、経常利益 26.4億円 EPS 61.6円
■2015年2月期 売上高 466億円、経常利益 34.1億円 EPS 73.6円
■2016年2月期 売上高 580億円、経常利益 37.0億円 EPS 81.9円 ce
□2015年8月中 売上高 278億円、経常利益 10.5億円 EPS 27.3円
2015年8月中間の売上高は前年同期比17.3%増の278億円、経常利益
は同40.8%減の10.5億円となり、売上こそ前回予想を上回ったものの
利益に関しては予想の半分の水準に沈みました。ただ原因は上半期
で51店舗という大量の新規出店をしたことによる費用増と中国人民元
切り下げによる為替差損が大きく影響したことであるため、内容自体
はさほど悪いものではありませんでした。
そのため通期の予想も据え置いており、売上高は24.4%増の580億円、
経常利益は8.3%増の37億円を確保する見通しです。会社側の言い分に
よれば上半期の大量出店によるコスト増は殆ど前倒し出店によるもの
であるため下半期に回収でき、足元の8月の既存店が堅調なことなど
を理由に達成は可能、としております。
またイオングループが注力するアセアン諸国への新規出店は加速度を
増してきており、当上半期だけで24店もの新規出店を行い、注力中の
マレーシアが61店(前期末比+6店)となったほか、タイ王国についても
45店舗(同+9店)と大幅に増加し、初進出となるインドネシアにも3店舗
の新規出店を行いました。破竹の勢いだったマレーシアの既存店売上
が伸び悩んでいるのが気掛かりですが、まぁ許容範囲かと思います。
以上、投資判断についてはInlineでカバーを継続します。
9月の既存店もまずまずですが、下半期だけで切り返せるかは微妙です。
ついにこの上半期でダイエー子会社(ファンフィールド)との合併と破竹の
新規出店により内外700店舗を達成し、売上高・店舗数ともに国内No.1の
地位に躍り出ました。当社の場合、マシンやクレーンゲーム等のプライズ
も自社で企画するため、スケールメリットの確保は非常に重要です。
足元では妖怪ウオッチ等の強力コンテンツの一巡によりカードゲームが
伸び悩んでいますが、利幅の大きなメダルゲームが好伸しているため、
うまく昼間のシニア客層等も囲い込めれば、一段の飛躍が期待出来ます。
*参考記事 2015-06-05 2,122円 投資判断Inlineでカバー開始
ダイエー系遊戯施設を吸収し成長加速、イオンファンタジー(4343)。
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




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