ダイエー系遊戯施設を吸収し成長加速、イオンファンタジー(4343)。 | なちゅの市川綜合研究所

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【4343】イオンファンタジー(東証1部) 投資判断 新規Inline

現在値 2,122円 PER25.9 PBR1.31 2月配当優待 8月配当

イオン系。大型SC内に遊戯施設。時間制遊具など幼児部門向け強化。
配当金は2月8月の年2回で合計30円で、配当利回りは1.41%となります。

イオンファンタジーは株主優待制度を実施しており、100株以上の2末
株主に対して、3,000円の施設利用券(orお米)を進呈しておりますので
これらを合算した配当優待利回りは約2.82%となります。

業績を確認していきます。
■2012年2月期 売上高 424億円、経常利益 36.3億円 EPS 92.9円 
■2013年2月期 売上高 448億円、経常利益 34.9億円 EPS 84.7円  
■2014年2月期 売上高 465億円、経常利益 26.4億円 EPS 61.6円
■2015年2月期 売上高 466億円、経常利益 34.1億円 EPS 73.6円
■2016年2月期 売上高 580億円、経常利益 37.0億円 EPS 81.9円 ce
□2015年8月中 売上高 275億円、経常利益 18.0億円 EPS 47.6円 ce

前2015年2月期の売上高は前期比微増の466億円、経常利益は同
29%増の34億円となりました。もとよりゲームセンター業界というものは
100円玉商売であるため、消費税増税への親和性が最悪で、特に当社
の場合はコナミのパセリのような電子マネーによる1円単位決済が普及
している訳でもないため、増税分の3%分をそのままおっかぶるような
形となってしまい、国内事業は売上高から大きく減収となりました。

ただイオンが得意とするアセアン事業については非常に伸びており、
マレーシアは前期14店舗を出店させ、累計で55店まで伸長しました。
しかも既に単年で1.4億円もの営業利益を上げるまでになっており、
もはや無視出来ないレベルにまで成長しています。

今2016年2月期の売上高は15.8%増の580億円、経常利益は同8.3%増の
37億円を予想しております。出店ペースが加速する見込となっており
国内純増は10店舗ほどにとどまるものの、海外にはなんと100店舗
(注・前期末累計は180店)もの大量出店を計画しているとともに、
合併効果で売上高段階からかなり鋭角的な伸びを予想しております。

以上、投資判断については新規Inlineでカバー開始します。
権利落ち後にもかかわらず水準訂正されてきてますので、様子見です。

さて、標題のダイエー子会社(ファンフィールド)との合併についてですが、
こちらは店舗数約170、売上高も約120億円とスケールのある会社です。
統合によるコスト削減効果などは当然期待できますが、当社の場合遊戯
機器やキャラクターまで自社開発しているため、その売り先が増えるの
は非常に大きいと言えます。

イオンディライトもダイエーの施設管理会社を飲み込んでいましたが、
再編に手のついていないイオン子会社を狙うのはありかもしれません。


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