
【7458】第一興商(東証JQスタンダード)投資判断 Inline継続
現在値 4,345円/100株 PER18.9 PBR2.31 3月配当優待 9月配当優待
業務用通信カラオケ『DAM』で業界首位、直営でビッグエコー・飲食店。
配当金は年2回の合計100円のため、配当利回りは2.30%となります。
第一興商は株主優待を実施しており、100株以上の3末9末株主に対して
当社利用券(カラオケ店舗・飲食店舗で利用可)を5,000円分を進呈して
おりますので、配当優待利回りを算出した場合は約4.60%となります。
業績を確認していきます。
■2012年3月期 売上高 1,272億円、経常利益 205億円 EPS 167円
■2013年3月期 売上高 1,289億円、経常利益 222億円 EPS 209円
■2014年3月期 売上高 1,305億円、経常利益 212億円 EPS 219円
■2015年3月期 売上高 1,331億円、経常利益 210億円 EPS 235円
■2016年3月期 売上高 1,425億円、経常利益 225億円 EPS 229円 ce
□2015年9月中 売上高 701億円、経常利益 108億円 EPS 112円 ce
2015年3月期の売上高は前期比微増の1,331億円、経常利益は微減の210
億円となり、中間時点での推移のとおり、やや計画を下回り着地しました。
カラオケ・飲食店の直営店事業が新店効果により増収増益となったものの
主力事業の業務用カラオケ機器事業が新製品の「LIVE DAM STUDIUM」
を前に買い控えが起きたため、減収減益となり収益を押し下げました。
今2016年3月期については売上高が7.1%増の1,425億円、経常利益が6.7%
増の225億円と増収増益ペースの回復を見込んでいます。上述の新製品
が投入されることに加え、直営店もカラオケ店舗を中心に出店が続く見通し
となっています。特に当社の場合は財務的にも相応の体力があるため、
都心であろうとビルを一棟買いして、自社のカラオケ店舗や飲食店舗で
上から下まで一括利用することが出来るので、かなり優位性があります。
(駅前好立地のビルが多いので、含み益がある物件も多いと思われます)
また株主還元については、前々期65円だった配当を前期100円まで一気
に増配したほか、お得意の自社株買いについても5月に17億円(約0.7%)の
買い付けを発表し、足元7月で既に半分程度買い付けが完了しています。
当社の場合は枠いっぱいまで買うことも多く、買ったものは消却に回す
ので今期もまたEPSの切り上がりが期待出来そうです。配当に関しても
創業40周年の記念となるため、多少は上積みがあるかもしれません。
なお、投資判断についてはInlineを継続します。
株価がジリ高状態のためさほど割安でなく、基本は押し目待ちです。
別に当社に限った話ではありませんが、ジャスダック市場で時価総額
筆頭のガンホーに指定替え観測があるため、上位インデックス指数で
ある「JASDAQ-TOP20」の追加買いが期待出来ます。何といっても同社
時価総額は5千億円と巨大ですので、それを19社(と新規1社)で受け止
めたとしても、各社それぞれ相応の株数が吸い上げられると思います。
*参考記事① 2015-01-20 3,220円 投資判断Inline継続
数寄屋橋交差点に高級喫茶を開業、高還元性向の続く第一興商(7458)。
*参考記事② 2014-07-02 2,908円 投資判断Inline継続
第一興商(7458)より株主優待の利用券が届きました!
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