昨日の東京市場は海外市場の株高の影響を受けそこそこ堅調に推移し
決算の良かった新興株にもそれなりに資金が流れていたような印象を
受けておりましたが、引けにかけて資金が少し抜けた様な印象があり、
強気になりきれない後味の悪さを感じました。
新興ではなく主市場の方も相変わらず一部の株が指数を牽引しており、
実際に個人が沢山捕まっていると思われる東芝やシャープのストップ安
の方が相対的には実態に近かったりするのではないか?とも思います。
さて標題の件。
一昨年の5月23日がまだトラウマになっている訳ではなく、この手の
アノマリーはあまり気にしないようにしていることもあり、難しいことを
考えずにポジションを取りに行っても別にいいじゃんと思うのですが、
冒頭に述べたような後味の相場を見せ付けられると不安がよぎります。
「セルインメイ」という言葉はヘッジファンドの決算と絡めたそれらしい
説明がなされることが多いですが、それを信じている人やビビっている
人が多ければ、おのずとそういう結果になる可能性は高いと思います。
特に日本人はとかくこういうイメージに弱い印象を持っており、「NY市場
がくしゃみをすれば、東京市場が風邪を引く」といった具合に意味もなく
2倍やられたりします。東芝やシャープ、FPG(この子は好決算)みたいな
大人気の銘柄がこんな感じに容赦なくやられてしまうと、個人のマインド
はだだ下がりしてしまいます。私がヘッジファンドだったら、今この手の
銘柄をピンポイントで爆撃して、あっという間にセルインメイが完成です。
まぁ、つらつらと書いてきましたが、洋の向こう側では粛々と緩和終了が
進んでいるため、買う理由はなくとも買わなくてもいい理由は増えている
感じもありますので、当面はディフェンシブ姿勢で良いかと思います。
具体的には決算で好業績を出した銘柄では不十分で、そんな銘柄よりも
自社株をたらふく買ってくれたり、たっぷり増配してくれたりする銘柄の
方があまり下がらない分、安心して買える印象を持っています。
あと強いて挙げるのであれば、新設優待株でしょうか。以前より飛びつき
買いが報われなくなってきているので、こんな時こそ丁寧に買い集める
チャンスです。ということで5月は業績よりも還元姿勢重視でいきます。
![]() | 新品価格 |

*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。





にほんブログ村