
【3085】アークランドサービス (東証1部)投資判断 Inline格下げ
現在値 5,180円/100株 PER25.4 PBR3.72 6月配当優待 12月配当優待
カツ丼専門店『かつや』を直営、FCで展開。天丼育成中。
配当は年2回の合計30円配で、配当利回りは約0.57%となります。
アークランドサービスは株主優待として、100株保有の株主に対して
2,200円分の食事券を年2回進呈しておりますので、配当優待利回りを
算出した場合は約1.42%となります。
業績を確認していきます。
■2011年12月期 売上高 109億円、経常利益 13.4億円、EPS 113円
■2012年12月期 売上高 127億円、経常利益 15.3億円、EPS 157円
■2013年12月期 売上高 149億円、経常利益 20.1億円、EPS 191円
■2014年12月期 売上高 176億円、経常利益 26.2億円、EPS 211円
■2015年12月期 売上高 210億円、経常利益 28.0億円、EPS 203円 ce
□2015年6月中 売上高 98億円、経常利益 12.8億円、EPS 98円 ce
前2014年12月期の売上高は前年同期比17.6%増の176億円、経常利益は
同11.2%増の28億円となりました。引き続き売上高段階から2桁幅での成長
が継続しており、いつも保守的な期初計画についても注文通りに上ぶれ
しての着地となりました。
今2015年12月期については、売上高が19.2%増の210億円、経常利益は6.8%
増の28億円を計画しています。売上高が2割伸びる割に利益面は7%弱しか
伸びないところが若干気になりますが、前期純増58だった出店店舗数を
今期は純増70程度まで伸ばしていくため、この出店費用が嵩みます。
また昨年6月に東証一部に指定替えになった際に公募で調達した約30億円
(90万株@3495円)に関しては、前期末までに1/3程度を新規出店を中心に
消化しましたが、なお20億円程度残っているため、目先の急速な店舗拡大
に突っ込むことも出来そうですが、なぜか有価証券の持ち高を増やすなど
不思議な動きも多いのも特徴です。ヘッジ目的?かもしれませんが。
以上、投資判断についてはInlineに格下げし、カバー継続します。
高成長銘柄には違いないのですが、株価急騰により割安感が薄れています。
最近のトピックとしては、東証一部上場と前述の公募増資により流動性が
向上したため、オーソドックスな成長株を好物とするフィディリティ投信が
当社株を7%弱まで買い増してきています。
また、既存店の売上高も足元3月まで概ね100%近くをキープしているので、
新規出店さえある程度計画通り進めば、今期利益の2桁成長も十分射程圏
に入るものと考えています(計画比+0.8億円、経常28.8億円で2桁増益達成)
*参考記事 2014-12-07 3,485円 投資判断 新規Outperform
【本日まで!】かつやが年末500円セール中、アークランドサービス(3085)
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




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