緩慢ながら成長の続く少額クオカード優待銘柄、CIJ(4826) | なちゅの市川綜合研究所

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【4826】CIJ(東証1部) 投資判断 Inline継続

現在値 467円/100株 PER11.5 PBR0.90 6月配当 12月株主優待

独立系2次請けシステム開発。日立製作所とNTTデータ向けで4割。

配当は6月に一括の年間12円配当で、配当利回りは2.56%となります。
CIJは株主優待制度を導入しており、単元保有の12月株主に対して500円
分のクオカードを進呈しているため、配当優待利回りは約3.77%となります。

業績を確認をしていきます。
■2011年6月期 売上高 161億円 経常利益 6.2億円 EPS 12.7円
■2012年6月期 売上高 157億円 経常利益 9.8億円 EPS 25.2円 
■2013年6月期 売上高 165億円 経常利益 13.9億円 EPS 43.8円  
■2014年6月期 売上高 172億円 経常利益 15.1億円 EPS 44.1円
■2015年6月期 売上高 188億円 経常利益 15.3億円 EPS 48.4円 ce
□2014年12月中 売上高 85億円 経常利益 6.2億円 EPS 18.6円 

2014年12月中間の売上高は前年同期比5.2%増の85.9億円、経常利益は同
2.6%減の6.2億円ということで、売上高こそ前年を上回ったものの、利益は
前年割れとなり、増収増益計画であった期初予想も下回りました。

他のシステム会社同様、金融関連顧客からの受注は強含んでいるものの
案件の長期化にともなう不採算が発生しているのが要因であり、現時点
では通期計画を据え置いているものの、達成は不透明な状況です。
ただ当社の場合は官公需も多いため、下期巻き返しの可能性は残ります。

以上、投資判断についてはInlineでカバー継続します。

当社は有利子負債が6億円程度しかなく、60億円弱の現金同等物と20億円
の有価証券を抱える実質無借金状態です。クライアントも大手で安定して
いるため、そろそろ株主還元フェーズに移行してもよい頃合と思われます。

今期の予想配当金は12円で配当性向は20%台に留まっており、3期前に9円
から3円増配して以来増やしていないので、還元余力は膨らんでいます。
配当性向30%で15円弱ですので、やっとそれで利回り3%水準になります。
この成長率でこの財務ならその位は期待したいところですが・・・。

*参考記事 2014-03-04 397円 投資判断 新規Inlineでカバー開始
クオカード株主優待銘柄、CIJ(4826)から優待品が来ました!




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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的とはしておりません。
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