
【9449】GMOインターネット(東証1部) 投資判断 新規Inline
現在値 1,277円/100株 PER23.1 PBR5.14 四半期配当 12月株主優待
レンタルサーバー、広告等中小企業向けネットサービス。証券再参入。
四半期配当を出しており合計21円のため、配当利回りは1.64%となります。
GMOインターネットは株主優待制度として、クーポンサイトである「くまポン」
で使用可能なクーポン2千円分や証券子会社の手数料キャッシュバックを
最大5,000円分を進呈しておりますので、フルに活用した場合の配当優待
利回りは7%程度確保出来るものと思われます。
業績を確認します。なお当社は中間業績予想を開示していません。
■2011年12月期 売上高 616億円、経常利益 70億円 EPS 37.7円
■2012年12月期 売上高 743億円、経常利益 91億円 EPS 38.3円
■2013年12月期 売上高 937億円、経常利益 109億円 EPS 44.5円
■2014年12月期 売上高 1,093億円、経常利益 127億円 EPS 49.5円
□2015年12月期 売上高 1,200億円、経常利益 143億円 EPS 55.1円 ce
前2014年12月期の売上高は前年同期比16.7%増の1093億円、経常利益は
同16.4%増の127億円ということで過去最高を達成したほか、5年連続での
期初予想値達成ということで抜群の業績信頼度を示しました。特筆なのは
QoQでの売上・利益も緩やかに上昇基調を継続しており、足元の2014年4Q
で過去最高を更新しているので、業績のモメンタムは強いと思われます。
前年は当社グループの上場推進施策の下、アドテクのGMOTECH(6026)
やネットリサーチのGMOリサーチ(3695)をマザーズ市場に新規上場させた
ほか、伊藤忠から買収したFXプライムもGMOクリック証券ほかとの合併に
よるテクニカル上場により本年4月に上場見込みとなっております。
同じ金融系子会社では、時価総額700億円を突破した孝行息子のGMOPG
(3769)が挙げられますが、競合のベリトランスを有するデジタルガレージ
は同社子会社で香港上場のイーコンテクストを非公開化して少数持分の
確保に動いていますので、何でも上場させる当社グループとは好対照です。
以上、投資判断は新規Inlineでカバー開始します
全事業が順調に推移していますが、現状のバリュエーションは普通です。
当社グループであるGMOペパボ(3633)が衝撃の利益ゼロ予想で宣伝費
等を突っ込むハンドメイドマーケット事業の「minne」の拡大や、「.tokyo」の
本格収益化などのアップサイド余地もありますが、この辺は未知数です。
一頃のサイバーが投資事業で稼いだお金を原資にメディア事業(アメーバ)
にじゃぶじゃぶお金をつぎ込んだ様な感じで、いつか来た感がハンパない
のですが、生暖かく見守っていきたいと思います。
*GMOの優待をお持ちでGMOクリック証券の口座がない方はぜひ開設を!!

*本記事の内容記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的とはしておりません。




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