
【7458】第一興商(東証JQスタンダード)投資判断 Inline継続
現在値 3,220円/100株 PER15.31 PBR1.77 3月配当優待 9月配当優待
業務用通信カラオケ『DAM』で業界首位、直営でビッグエコー・飲食店。
配当金は年2回の合計85円のため、配当利回りは2.63%となります。
第一興商は株主優待を実施しており、100株以上の3末9末株主に対して
当社利用券(カラオケ・飲食店舗で利用可能)を5,000円分を進呈しており、
配当優待利回りを算出した場合は約5.74%となります。
業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 1,278億円、経常利益 174億円 EPS 147円
■2012年3月期 売上高 1,272億円、経常利益 205億円 EPS 167円
■2013年3月期 売上高 1,289億円、経常利益 222億円 EPS 209円
■2014年3月期 売上高 1,305億円、経常利益 212億円 EPS 219円
■2015年3月期 売上高 1,340億円、経常利益 213億円 EPS 209円 ce
□2014年9月中 売上高 650億円、経常利益 107億円 EPS 111円
2014年9月中間の売上高は前年同期比微増の650億円、経常利益は同微減
の107億円となりほぼ計画線での着地となりました。基本的に当社は業務用
カラオケ機器賃貸を主な事業ドメインとしていますので、所謂ストック型
のビジネスモデルのため、予実のブレが少ないのが特徴です。
高齢者施設向け機器賃貸のエルダー分野が伸びるものの、消費増税による
センチメントの悪化などで相殺される部分も大きいため、2015年3月期通期
についてはほぼ前年通期実績水準でヨコヨコ落着を見込んでいます。
狭い日本におけるカラオケ機器市場において可能な限りのシェアを確保し、
見事なまでの完熟企業となった当社ですが「成長が止まった企業は還元」
という教科書通りの方針を貫いていることが特徴です。毎期毎期の自社株
買いと消却をしていることはつとに有名ですが、今期は中間配当を30円→
50円に増配し、通期85円配と大増配(予想)となりました。またこれまでの
配当実績を鑑みるに、期末配が中間配よりも低いことは考えにくいので、
早ければ今期中にも配当金3桁が射程に入ってくるものと思われます。
(*東○経済は今期の配当予想を既に85-100円としています)
なお、投資判断についてはInlineを継続します。
株価が長期上昇軌道を描いているため、現水準で凡そフェアバリューです。
会社側もカラオケが飽和状態というのを認識しているようで、足元では
他社の事業領域への侵攻を進めています。特徴的なのは銀座数寄屋橋
交差点付近にコメダシミラーとみられる「銀座珈琲店」というパンケーキ
を売りにした高級喫茶を新規に開業したことです。おそらくこの一号店
の銀座賃料をペイするために、ある程度多店舗展開すると思われます。
エルダー分野も同様ですが、全体的にシニアシフトしている印象です。
*参考記事① 2014-07-02 2,908円 投資判断Inline継続
第一興商(7458)より株主優待の利用券が届きました!
*参考記事② 2014-02-06 3,020円 投資判断Inline
第一興商(7458)の運営する有楽町のJ's barに行って来ました!
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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的とはしておりません。




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