株主優待制度を再拡充、ダイヤモンドダイニング(3073)の業績レビュー。 | なちゅの市川綜合研究所

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【3073】ダイヤモンドダイニング(東証JQS) 投資判断Outperform継続

現在値 2,421円/100株 PER19.4 PBR1.88 2月配当優待

首都圏軸に居酒屋中心とするコンセプトレストラン展開。開発力強み。
配当は2月一括の25円配当のため、配当利回りは1.03%となります。

ダイヤモンドダイニングは株主優待制度を導入しておりまして、2月末の
単元以上保有の株主に対して、8,000円分の食事券(ポイント)を進呈して
おりますので、配当優待利回りは約4.33%となります。

業績を確認していきます。
■2012年2月期 売上高 232億円、経常利益 9.7億円、EPS 89円  
■2013年2月期 売上高 250億円、経常利益 8.2億円、EPS 32円  
■2014年2月期 売上高 247億円、経常利益 7.7億円、EPS 71円
■2015年2月期 売上高 259億円、経常利益 9.7億円、EPS127円 ce 修正
□2014年8月中 売上高 126億円、経常利益 5.4億円、EPS 98円

自社店舗数の増加に加えて、シンガポールで6店舗を運営するラーメン
ダイニング会社を買収したために、売上高は漸増傾向にあります。
当社は多業態展開に特徴がありますが、コスモ通商(現バグース)の買収
といった大型小型を問わないMAを活かした業容拡大にも積極的です。

前期~前々期位までは無理な多業態展開がたたって、いつも減損や
下方修正を繰り返しておりましたが、展開ブランドを売れ筋に絞り、
メニューや食材の統一化を図ったりするなど無理のない現実路線に
回帰した結果、利益もみるみるうちに回復を遂げております。

今2015年2月期は既存店売上も軒並み好調で、1Qで上方修正しましたが
中間時点で2度目の上方修正が飛んできました。主な要因としては、
子会社であるゴールデンマジックの運営する「九州熱中屋」が好調
であると同時に、FC展開の推進により利益が付いてきていることが
大きく寄与しているものと思われます。

という訳で、投資判断Outperformでカバーを継続します。

やはり業績未達常連の当社が、上期で通期予想を2度も上ブレさせた
意味は非常に大きく、かつ予想の修正幅に関しても無理のない範囲に
抑えているため、なお保守的であると考えております。このあたりが
当社を率いる松村社長に学習効果が出てきていることや業績達成へ
の自信なども併せて読み取ることが出来そうです。

また、先述の「九州熱中屋」業態もメニュー自体に競争力があり、
それまで当社が展開してきた、看板だけ付け替えて同じメニューを
売るような安易なハリボテ感がなくなったのは大変評価できます。
料理で勝負出来るようになればAPCの様な高単価ステージでもやって
いけるので、時価総額100億円オーバーが見えてくると思います。

*参考記事① 2013-06-13 1,277円* 投資判断Outperformに格上げ
ダイヤモンドダイニングから株主優待食事券が到着、投資判断も見直し。

*参考記事② 2012-12-22 1,332円* 投資判断Inlineでカバー開始
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