恋ゲームが堅調なボルテージ(3639)から事業報告書がきました! | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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【3639】ボルテージ (東証1部)投資判断 Outpeform継続

現在値 1,481円/100株 PER25.2 PBR2.12 6月配当 12月株主優待

恋愛シミュレーションゲームを携帯やスマホへ配信。顧客は女性に特化。

実績ベースの配当は年間19円で配当利回りは1.28%となります。
ボルテージは株主優待制度を導入しておりまして、単元以上保有の
12月末株主に対して「恋ゲームブック」を進呈しております。

業績を確認をしていきます。
■2011年6月期 売上高 63.4億円 経常利益 7.6億円 EPS 100.1円
■2012年6月期 売上高 80.6億円 経常利益 8.5億円 EPS 103.4円 
■2013年6月期 売上高 90.8億円 経常利益 3.4億円 EPS 28.2円  
■2014年6月期 売上高 100億円 経常利益 6.4億円 EPS 57.4円
■2015年6月期 売上高 115億円 経常利益 6.0億円 EPS 58.6円
□2014年12月2Q 売上高 54.0億円 経常利益 1.1億円 EPS 5.8円 
※2019年6月期は売上高200億円、営業利益ベースで20億円が目標

前2014年6月期は通期で10%以上の経常減益予想でしたが、上期時点で
既に予想外の黒字化を達成し、期中で上方修正するに至ったものの、
結局その修正値をも上回り、前期比88%増の6.4億円となりました。

「王子様のプロポーズ」や「上司と秘密の2LDK」などの恋愛アプリに
加えて「新・生存率0% 地下鉄からの脱出」といったサスペンス系の
アプリも伸長しており、これらの海外ローカライズ版の売上も徐々に
増えていっている様な状況です。会社全体としてもQonQで4期連続で
売上が伸びているとともに、スマホ向け売上も既に8割を超えており
ガラケー依存から完全に脱却しているので、一層の飛躍が見込めます。

ただ今期予想については売上高こそ前期比14%増の115億円を見込んで
いるものの、利益面はほぼ横ばいを見込んでおります。足元の業績
モメンタムを考慮すると随分保守的な印象ですが、やはりそこは
ボルテージ・・・といったところでしょうか。

以上、投資判断はOutperformを継続します。

当社は相変らず無借金経営を続けておりまして、前期が好調だったため
現金が更に積み上がって約22億円となりました。新たな投資に使うか、
株主還元に回しても良いのですが、前期も19円配当を継続しているため
配当性向は既に基準の20%を上回る約33%にまで達しております。

この手のソーシャルゲーム企業としては十分に還元している方ですので、
業績好調なのに増配がなくても文句は言えません。

※参考記事① 2014-02-27 1,694円 投資判断Outperform継続
ボルテージ(3639)から新設優待のゲームブックが到着したので業績レビュー。

※参考記事② 2013-08-19 836円 投資判断Outperform継続
ボルテージ(3639)の2013.6月期決算が出たのでレビュー。

※参考記事③ 2012-12-01 894円 投資判断Outperformでカバー開始
ボルテージ(3639)の分析。

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