
【3286】トラストホールディングス(東証M)投資判断Outperform継続
現在値 461円/100株 PER10.8 PBR2.05 6月配当12月配当 株主優待なし
駐車場中堅。直営、加盟店、管理受託方式併用。マンション、警備事業展開。
配当金は6月12月の年2回合計16.4円で、配当利回りは約3.55%となります。
トラストホールディングスは株主優待制度を検討中ですが、現状未実施です。
業績から確認していきます。
単2011年6月期 売上高 72.2億円、経常利益 4.4億円 DPS 16.4円
単2012年6月期 売上高 85.8億円、経常利益 4.8億円 DPS 16.4円
単2013年6月期 売上高 103.2億円、経常利益 6.2億円 DPS 16.4円
連2014年6月期 売上高 123.0億円、経常利益 5.3億円 DPS 16.4円
連2015年6月期 売上高 140.0億円、経常利益 4.3億円 DPS 16.4円 ce
□2014年12月中 売上高 65.0億円、経常利益 2.8億円 DPS 8.2円 四e
前2014年6月期は主力の駐車場事業も堅調に推移したほか、マンション
分譲事業についても254戸の引渡しとなり、売上高は期初計画水準となる
123億円(前々期比19.8%増)を確保しました。ただ利益面については駐車場
事業の初期コストや人件費の増加、水素水事業の宣伝広告費の投入など
があったため、経常利益は計画比ショートの5.3億円(前々期比13.8%減)
に留まることとなりました。この他に駐車場関係の減損がありました。
今2015年6月期は分譲事業の供給戸数が156戸と激減してしまうものの
前期に稼動を開始した駐車場の収益化を推進することで、売上高は最高
の140億円(13.2%増)を見込んでおりますが、前期同様に水素水の販促に
お金をつぎ込むため、経常利益は4.3億円(19.5%減)を予想しております。
ここ数年は分譲事業に傾倒しつつあり、単なる地方マンデベみたいに
なっておりましたが、今期あたりからは主力の駐車場事業に再び軸足を
戻しつつも、その派生である駐車場の小口利回り商品化や水素水事業、
温浴事業などの展開も始めており、事業ポートフォリオが分散されて
まともになってきた様な印象を受けます。
以上、投資判断はOutperformを継続といたします。
高採算の駐車場が建築着工のため続々と解約になっているようですが、
同じ福岡エリアのマンデベであるコーセーアールイーが絶好調である
ことを踏まえると、すんなり納得のいくところであります。
佐世保で成功した駐車場を軸とした商店街活性化については鹿児島
でも推進している様ですので、地域や地主と仲良くしていくことで
立体建築などでも取っていける様になればなお良いかと思います。
※参考記事 2014-04-23 508円 投資判断Outperform継続
パラカと並ぶ駐車場グロース銘柄、トラストホールディングス(3286)。
※参考記事 2013-01-02 341円 投資判断Outperform
高成長のトラストパーク(3225)の分析。
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