パラカと並ぶ駐車場グロース銘柄、トラストホールディングス(3286)のレビュー。 | なちゅの市川綜合研究所

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当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

【3286】トラストホールディングス(東証マザーズ)投資判断Outperform継続

現在値 508円/100株 PER9.0 PBR2.14 6月配当12月配当 株主優待なし

駐車場中堅。直営、加盟店、管理受託方式併用。マンション、警備事業展開。

配当金は6月12月の年2回合計16.4円で、配当利回りは約3.22%となります。
トラストホールディングスは株主優待制度を検討中ですが、現状未実施です。

業績から確認していきます。
■2011年6月期 売上高 72.2億円、経常利益 4.4億円 DPS 16.4円 
■2012年6月期 売上高 85.8億円、経常利益 4.8億円 DPS 16.4円 
■2013年6月期 売上高 103.2億円、経常利益 6.2億円 DPS 16.4円
■2014年6月期 売上高 125.0億円、経常利益 8.3億円 DPS 16.4円 ce
■2015年6月期 売上高 135.0億円、経常利益 10.0億円 DPS 16.4円 四e
□2014年12月中 売上高 61.0億円、経常利益 3.9億円 DPS 8.2円

今期から持ち株会社化したため、前期までは単体の数字を記載しています。
ここ数年の売上高成長率は年率ベースで約2割に達しており、それに伴って
利益は等比級数的な伸びを示しています。

今2014年6月期も中間段階までは比較的順調に推移しており、マンションの
契約残なども順調に推移していることから、通期も十分達成圏でしょう。
このマンション分譲事業の好調さが当社の成長ドライバーとなっており、
同業のパラカあたりとの成長モメンタムの違いは恐らくこの辺にあります。

他にも当社はトラストパートナーズという駐車場の所有権を小口化した
商品を投資家向けに利回り商品として販売しており、当社の事業展開力に
一役買っています。まるでなんとか財産コンサルタンツみたいです。

また、昨年の7月には福証Q-Board市場から東証マザーズ市場への重複上場
が承認されたため、流動性も格段にアップしたのも特筆事項です。
マザーズ市場で成長を伴う配当利回り3%なんて株はまずありませんので、
現状の株価はかなり評価不足の様な印象を受けます。

そんな訳で、投資判断はOutperformを継続いたします。

当社は長期的に売上高1,000億円・時価総額1,000億円を目標にしており、
この勢いであればあながち無理でもなさそうな感じもするのですが、
マンション事業が逆回転して在庫を抱えまくった場合がリスクです。

足元では大枚はたいて温浴施設事業を始めるなど、成長力を維持するための
多角化を始めてきており、変なシグナルでないことを祈るばかりです。
プロパストの霞ヶ浦マリーナみたいな結末にならないと良いのですが。。

※参考記事 2013-01-02 341円 投資判断Outperform
高成長のトラストパーク(3225)の分析。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11440388984.html

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