
【9401】東京放送ホールディングス(東証1部)投資判断 Outperform継続
現在値 1,234円/100株 PER21.9 PBR0.64 3月配当優待 9月配当
民放キー局の一角。不動産『赤坂サカス』が収益柱。視聴率は4位で苦戦。
配当は3月9月の年2回で、年間20円配当のため配当利回りは1.62%となります。
TBSホールディングスは株主優待を導入しており、100株以上の株主に対して
1,000円分のクオカードを進呈しており、配当優待利回は約2.43%となります。
業績を確認をしていきます。
■2011年3月期 売上高 3,427億円 経常利益 92億円 EPS 0.5円
■2012年3月期 売上高 3,465億円 経常利益 143億円 EPS 74.7円
■2013年3月期 売上高 3,523億円 経常利益 176億円 EPS 60.3円
■2014年3月期 売上高 3,543億円 経常利益 180億円 EPS 61.2円
■2015年3月期 売上高 3,570億円 経常利益 197億円 EPS 66.1円 ce
□2014年6月1Q 売上高 851億円 経常利益 43億円 EPS 18.5円
□2014年9月中間売上高 1,740億円 経常利益 59億円 EPS 20.3円
前2014年3月期はテレビ業界自体が好調であったため、タイム・スポット
共に広告収入が伸びたため、期初予想を上回り増収増益を確保しました。
業界の草刈り場と化している当社グループであっても好調ということは
アベノミクスおそるべしというところでしょうか。ちなみに半沢直樹
の最終回の視聴率は42.2%まで上昇したとのことで、当社にしては久々
のヒット作に恵まれたことも大きかったと思われます。
配当についても性向30%基準を適用し、16円配当予想であったのですが、
業績好調と東通子会社化による負ののれん代が15億出たために19円まで
引き上げました。今期もその水準が維持され、20円配を予想しています。
その今2014年3月期通期は増収増益を予想しておりますが、先日発表された
1Qは増税の反動もあり大して良くない決算でしたので、中間時点でも増収
増益を見込んでいることを鑑みると会社計画には過大感が残ります。
1Q時点では不動産事業が放送事業の倍の営業利益をたたき出しており、
この辺は相変らずといったところです。
以上、投資判断についてはOutperformでカバー継続します。
当社の放送事業は相変らず冴えない感じなのですが、地価上昇による所有
不動産の赤坂サカス&Bizタワー等の資産価値向上や事務所賃料上昇
などの底上げ材料には引き続き期待したいと考えております。
たまに話題になるSASUKEの番組パッケージの海外販売は好調の
様ですが、当社の文化事業セグメント売上を見る限り大して収益貢献
していない様ですね。不動産業だけでなくこういうIP系のストック
ビジネスが出来ればしばらくは安泰なのですが・・・。
*参考記事 2014-02-20 1,116円 投資判断Outperformでカバー開始
往年の含み資産関連銘柄、TBSホールディングス(9401)の研究。
(参考記事に飛びます)
![]() | 新品価格 |





にほんブログ村