
【7458】第一興商(東証JQスタンダード)投資判断 Inline継続
現在値 2,908円/100株 PER13.8 PBR1.66 3月配当優待 9月配当優待
業務用通信カラオケ『DAM』で業界首位、直営でビッグエコーや飲食店を運営。
配当金は3月9月の年2回65円で、配当利回りは2.23%となります。
第一興商は株主優待を実施しており、100株以上の3月末9月末株主に対して
当社利用券(カラオケ店舗、飲食店舗で利用可能)を5,000円分を進呈しており、
配当優待利回りを算出した場合は約5.67%となります。
業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 1,278億円、経常利益 174億円 EPS 147円
■2012年3月期 売上高 1,272億円、経常利益 205億円 EPS 167円
■2013年3月期 売上高 1,289億円、経常利益 222億円 EPS 209円
■2014年3月期 売上高 1,305億円、経常利益 212億円 EPS 219円
■2015年3月期 売上高 1,340億円、経常利益 213億円 EPS 209円 ce
□2014年9月中間売上高 654億円、経常利益 101億円 EPS 101円 ce
前2014年3月期の経常利益は為替差益の剥落が効いたため減益となりましたが、
それ以外はほぼ予想水準を達成し、売上高・営業利益ともに過去最高を更新
することが出来ました。カラオケ・飲食店事業、音楽ソフト事業はイマイチ
でしたが、主力事業の業務用カラオケ機器賃貸事業が伸びたので、トータル
では十分勝ちと言える結果を残しました。また、介護施設向けの機器賃貸
事業が飛躍的に伸びていますので、新たなメシの種を確保しつつあります。
そして既に業績には成熟感もありますので、興味は株主還元に移ります。
当社の場合はコンスタントに増配しているとともに、機動的な自社株買い
と自社株消却を行っているので、実質配当性向基準である30%を軽く超える
水準で株主還元を行っています。前期は5円増配の65円配当でしたが、
今期業績が順調に推移すれば70円配当が十分視野に入ります。
また、当社の自社株買いは購入枠設定だけではなく本気買いのことが多く、
直ぐに消却もしてくれるので、かなり真剣に株主に向き合っております。
この高水準の還元原資となる財務も引き続き良好であり、借金が278億円
ありますが、現金同等物は443億円もあり実質無借金が続いています。
以上、投資判断Inlineを継続します。
カラオケ機器賃貸という事業もストック型であり、高株主還元&好財務で
相当良い会社であることは間違いないのですが、足元の株価水準もそれなり
に評価されているので、基本は押し目買いスタンスになるかと思います。
成長力が弱くなってきましたが、それでも増収増益基調を保っているので、
総合的には十分合格点だと考えております。
※参考記事 2014-02-06 3,020円 投資判断Inline
第一興商(7458)の運営する有楽町のJ's barに行って来ました!
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11763601822.html
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