
【3147】リックコーポレーション(東証JQS)投資判断 新規Inline
現在値 554円/100株 PER17.6 PBR1.33 2月配当優待
岡山地盤にホームセンター(HC)とペット店を展開。自転車や農業資材も。
配当金は2月一括配当の7円で、配当利回りは1.26%となります。
リックコーポレーションは株主優待制度を実施しており、2月末現在の100株
以上の株主に対し、2,000円分のVISAギフトカードを進呈していますので、
配当優待利回りに換算するとは4.87%となります。
業績を確認していきます。
■2011年2月期 売上高 278億円、経常利益 5.9億円、EPS 20.4円
■2012年2月期 売上高 281億円、経常利益 6.0億円、EPS 39.9円
■2013年2月期 売上高 278億円、経常利益 2.8億円、EPS 9.5円
■2014年2月期 売上高 271億円、経常利益 3.7億円、EPS 33.6円
■2015年2月期 売上高 288億円、経常利益 3.6億円、EPS 34.0円 ce
□2014年8月中間売上高 145億円、経常利益 3.0億円、EPS 42.9円 ce
売上高は近年横ばいが続いており、270億円-280億円で推移しております。
利益率に若干の低下傾向が見られましたが、前2014年2月期は反転増となり
増税の追い風も寄与したことで何とか一服といったところでしょうか。
当社は地方のいちホームセンターであり、出店余地も限られていることから
ペット・酒の専門店の拡大や周辺事業のM&Aに活路を見出しています。
前期末には農産物直売・観光農園事業により岡山県内で高いブランド力を誇る
有限会社アグリ元気岡山を完全子会社化しています。
(*売上高は通期7億円程度、利益貢献軽微、買収額は非開示)
また地元岡山の同業である非上場のナンバホームセンターとも業務資本提携
を発表しており、共同仕入れやシステムの共通化などを予定しています。
地場で商売のサイズも似通った商売敵同士であっさり手を組んでいますので、
両社とも県外大手による合従連衡の動きを警戒しているものと思われます。
ちなみに当社は時価総額20億円台ながら、買防策はしっかり導入済みです。
以上、投資判断については新規でInlineとします。
ちょっと気になるのは、4月の既存店売上高が僅か81%止まりだったことです。
こと当社に関しては駆け込みの反動がモロに出ていると言わざるを得ません。
色々と手を打っている点は評価したいのですが、業績も頭打ち感が強く、
借金もかなり多いので、早めにどこかの大手と一緒になってほしい感じです。
大株主に東北地方の大手であるダイユーエイトとアイリスオーヤマがおり、
この2社なら距離的に遠いので、口出しも少なくて中々良いと思うのですが。
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