ユニーグループHLDGS(8270)から初めての株主優待が届きました! | なちゅの市川綜合研究所

なちゅの市川綜合研究所

「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

__.JPG
【8270】ユニーグループHLDGS(東証1部)投資判断 Outperform継続

現在値 654円/100株 PER12.7 PBR0.51 2月配当株主優待・8月配当

愛知地盤の総合スーパー。『アピタ』『ピアゴ』を展開。傘下にコンビニ。
配当金は2月8月の年2回・合計24円のため配当利回りは約3.66%となります。

ユニーグループ・ホールディングスは株主優待として、2月末時点の
単元以上の株を保有する株主に対して、1,000円分の自社商品券等を
進呈しておりますので、配当優待利回りは約5.19%となります。

業績を確認していきます。
■2011年2月期 売上高 11,112億円、経常利益 322億円 EPS 30.6円 
■2012年2月期 売上高 10,791億円、経常利益 423億円 EPS 42.1円  
■2013年2月期 売上高 10,302億円、経常利益 334億円 EPS 140.円  
■2014年2月期 売上高 10,321億円、経常利益 250億円 EPS 32.1円 変則  
■2015年2月期 売上高 10,535億円、経常利益 291億円 EPS 52.1円 ce
□2014年8月中間売上高 5,200億円、経常利益 156億円 EPS 27.3円 ce  

前2014年2月期は1Qの段階から悶絶クソ決算でしたので、ある程度覚悟は
しておりましたが、通期でしめてみれば中間時点で下方修正した値すらも
届いていないという、誠に残念な一年となりました。

前年度のユニーのスーパー事業は食料品好調により既存店100%超でしたので
既存店96%台に留まったサークルKサンクスが足を引っ張った形です。
業界の草刈り場と化している当社コンビニ事業であっても、ユニー全体では
まだドル箱事業に違いありませんので、セグメント営業利益が前期比43.5%減
の94億円止まりというのは痛すぎる結果となりました。

当社もイオンの様にプライベートブランド「スタイルワン」の開発に余念
がありませんが、大手2社とは卸す店舗数が違うためにペースは緩慢です。

PV同様、大手2社に複数周回遅れで始めた電子マネー「ユニコ」もやっと
40万人まで会員数を獲得した様ですが、これも遅きに失した感があります。
最初に名前を聞いた時に、どこのオシャレ家具屋のことかと思いましたw

投資判断については、Outperformを継続します。
グループ全体で結構ボロボロですが、悪材料出尽くしだと思います。

今回の説明会資料には配当方針について明記がなされており、
「24円配当を基本に、連結配当性向30%を目標値とする」と書いてますので、
当面は大丈夫かと思います。ちなみに30%で計算すると約15円見当です。

持株比率は2.9%しかありませんが、伊藤忠の動きにも注目しています。
当社は本邦3位の総合小売業で、売上高1兆円を超える存在です。
それでいて時価総額が1,500億円程度しかないというのはいくらなんでも
ディスカウントされすぎだと感じています。引き続き再編の目玉です。

※参考記事 2013-07-29 638円 投資判断Outperformでカバー開始
株主優待を新設、ユニーグループ・ホールディングス(8720)。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11581852097.html

日経マネー 2014年 07月号

新品価格
¥750から
(2014/5/26 21:56時点)



このエントリーをはてなブックマークに追加にほんブログ村 株ブログ 株主優待へにほんブログ村 株ブログ IPO・新規公開株へにほんブログ村 株ブログ 新興株へ
にほんブログ村