
【7550】 ゼンショーホールディングス (東証1部) 新規Inline
現在値 999円/100株 PER255.4 PBR3.47 3月配当優待 9月配当優待
外食大手。牛丼首位『すき家』が柱。ファミレス『ココス』や『はま寿司』。
配当は3月9月の年2回、合計16円配当であり、配当利回りは1.60%となります。
ゼンショーホールディングスは株主優待制度を導入しておりまして、
100株以上の株主に対して3月と9月の年2回を1,000円分進呈しております。
配当優待利回りは約3.60%となります。
業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 3,707億円、経常利益 157億円、EPS39.1円
■2012年3月期 売上高 4,029億円、経常利益 193億円、EPS25.3円
■2013年3月期 売上高 4,175億円、経常利益 138億円、EPS41.8円
■2014年3月期 売上高 4,544億円、経常利益 83億円、EPS6.7円 四e
□2013年12月3Q 売上高 3,477億円、経常利益 57億円、EPS5.9円
それまで外食売上高日本一を快走していた日本マクドナルドの自滅により、
それに取って代わった当社の日本一の座はわりと定着しそうな感じです。
ただ度重なるM&Aやすき家の大量出店による売上高の増は、利益に直結する
という訳でもなく、利益の伸び悩み・・・というか減少基調が続いています。
今2014年3月期についても、去年11月の時点で経常利益172億円予想を74億円に
下方修正しており、正念場に差し掛かっております。会社側は既存店売上高を
100.8%予想をしていたところ、上期97.0%の着地のためあわてて98%想定に数値を
変更してきました。それにしても、当社レベルの大きな会社はトップラインが
少し下振れするだけでも、結構利益にインパクトがありますね。この状況で個店の
家賃やバイト代が騰がってしまったらどうなることやら・・という気がします。
さてそんな当社ですが、更なる成長の活路を求めて3月の配当優待権利月に
約300億円のエクイティファイナンスをかましてきました。
下方修正して株主が悶々としている中で、わざわざこのタイミングで大型の
資金調達をしてくるとは豪腕・小川社長の面目躍如といったところですかね。
調達した資金の使途は主に回転寿司の「はま寿司」の出店費用の様です。
現在同業界トップを走るあきんどスシローが、ユニゾン出身のNo.2が辞任したり
して迷走し始めている状況ですので、ある意味で機を見るに敏、とも言えます。
その昔ゼンショーはスシローに手を出して失敗したこともあるので、様々な憶測を
呼ぶ感じです。くしくもユニゾンはスシロー株を既に英ペルミラに売却しています
ので、色々な可能性があるのですが、この300億だけでは足りないでしょうね。
投資判断については新規でInlineとします
業績については昨年末の下方修正で一旦出尽くしとし、そろそろ公募株も一巡する
タイミングですので、既に下値固めの位置まで来ていると考えております。
大型の公募をしたばかりで可能性は低いのですが、当社は株主優待を改悪した過去
もあるため、過信は禁物です(改悪の場合でも増配とセットだと思います)。
※写真は津田沼のなか卯での一枚です。新メニューの牛すき丼は味が濃い目です。
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