現在値 1,080円/100株 PER13.5 PBR1.91 6月配当優待12月配当優待
『はなの舞』『さかなや道場』を直営FC展開。ファンド支援で再上場。
配当金が3月9月に10円ずつの年間20円で、配当利回が1.85%です。
また半期ごとに100株保有で5,0000円の株主優待がありますので
合算して配当優待利回りを算出すると約11.1%となります。
まぁ、上記の利回りなんかはどうでもいいとして、
昨日は標題の通りのびっくり開示がありました。詳細は下記の通りです。
やまや(9994)、チムニー(3178)にTOBの概要
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■買い手 やまや(9994)
■株券等の数 予定数950万株
■価格 普通株式1510円
■総額 143億4500万円
■期間 11月8日~12月5日※延長可能性有り
■買取率 50.22%(48.66%)
■プレミアム 39.81%
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上場して1年でこれですか。でもまぁ、プレミアムもそこそこ乗っているので、
そんなに悪い話ではないかもしれませんね。カーライル乙でした。
特に当社株はIPOブームにも一切乗れず、アベノミクスにも一切乗れず、
その代わりその後の暴落にも一切巻き込まれませんでした。
ただディフェンシブ具合から、一部優待系投資家等からポスト電力株として
局地的な好評価を得ていることはみなさんご存じのとおりです。
さて、実際出された数字についてですが、当然全株買取ではありません。
買取率が50.25%ですので、「Jフロント→パルコ」や「ブラザー→ニッセイ」
の時よりも更に低い数字となります。
大株主のカーライルは全部応募してくるとして、他の株主もこのプレミアム
であればそれなりに応募してくると考えられますので、上述の2社の時より
実際の買取率のアップは限られてくると思われます。
買取率のアップ要素としては、全国に散らばるジジババ系個人株主です。
私も今年の株主総会に参加して思ったことでもあるのですが、当社の個人株主は
お年を召された株主も多く、このTOBに反応しないどころか、
「食事券をもらえる株を売るなんて想像外」という方もいるでしょう。
さて、前置きが長くなりましたが・・・
当研究所の見立てでは、最終的な買取率60%程度を予想しております。
∴TOBまでの参考株価レンジ 1320円 ~ 1380円
パルコやニッセイの時もTOB価格からかなり乖離がありました。
桐谷さんの優待本を握り締めたNISA系個人投資家が大量に殺到しない
限りは1400円を上回っての推移は難しいような気がしますね。
ただ締め切り間際で乖離が継続していて、野村の口座を持っている方は
TOB参戦価値があると思います。
※参考記事 2013-09-10 955円 投資判断 Inline再開
秋のチムニー特集(株主優待が届いたので、カバー再開)。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11609312232.html
※参考記事 2013-06-11 999円 投資判断 カバレッジ停止
チムニー(3178)の株主優待の権利確定前に外して実験。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11548631303.html
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