現在値 3,160円 /1株 PER--.-- PBR1.58 9月配当未定 株主優待なし
事業再生や成長企業へのファイナンス支援を得意とするブティック型金融。
前期(9月決算)配当は未定のため、配当利回りは算出不可です。
尚、フィンテックグローバルは株主優待制度を導入しておりません。
さて、今回は不動産流動化バブルの時に市場で一世を風靡したものの
今となってはボロ株と化したフィンテックにスポットライトを当てます。
とりあえず業績からチェックします。
■2010年9月期 売上高 34億円、経常利益 ▲26億円
■2011年9月期 売上高 69億円、経常利益 12億円
■2012年9月期 売上高 20億円、経常利益 ▲9.1億円
■2013年9月期 売上高 20億円、経常利益 ▲1.5億円 四季報e
利益ベースでは赤字になったり、黒字になったり、トントンだったりですが
売上高ベースから激しく減ってきているのが気になりますね。
足元の2013年9月期3Qについては、売上高9.8億、経常利益▲2.1億なので
四季報の通期予想で進捗率を計算すると早くもアウトです。
(ちなみに会社予想は非開示)
・・・で、ここまで見る限りでは絶対に買えない銘柄なのですが、
ここからが闇鍋銘柄フィンテックの本領発揮です。
にわかに信じがたいことなのですが、3Qの決算短信の末尾の業績予想欄には
「黒字化を見据えています」と記載されているのです。
もともと玉井社長は、四半期毎の決算開示の際に業績の進捗や当社の状況に
ついてレターを書いたり、動画をupしたりと・・・義理堅いのか単に女々しい
だけなのかは解りませんが、説明責任だけは果たそうとしてくるのです。
とにかく当社の業績は案件のイグジット時期次第の面も大きく、
四半期毎に玉井社長の顔色を伺うことが一番の参考材料だったりもする
訳なのですが、足下で幾つかよさげな材料があることは見逃せません。
□全米No.1ハムのハニーベイクドハムの日本展開(ライセンス)
□レオパレス21と太陽光発電事業で業務提携
□ファンドの方の投資先にモフィリア(静脈認証)
他にもまぁ適当にバイオっぽい投資先とかも隠し玉としてあったりするので、
持分はいくらかあるのかは知りませんが、ボロ株状態の当社においては材料が
一つでもヒットすれば、良い株価カタリストになりそうな気がします。
以上参考の結果、投資判断はInlineといたします。
まぁ、水面下寸前のすんごい微妙な会社であるのですが、昔ひと相場築いた
銘柄であることと、不動産流動化バブルがハジけてからもずっと家賃の高い
虎ノ門タワーズに居続けるという妙な粘り腰を買ってみたい会社です。
※下記の本はフィンテック絶頂期に出版された、当社紹介本です。
どうしてこんなタイトルになってしまったのか・・・・。
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