分売が終了した株主優待銘柄・電算システム(3630)の分析。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

【3630】 電算システム (東証1部) 投資判断Outperform

現在値 1,036円 /100株 PER16.9 PBR1.51 6月配当12月配当優待

情報処理サービス開発中堅。国際送金など収納代行事業を拡大中。

配当は半期に10円ずつで、配当利回は1.92%です。
電算システムの株主優待は100株以上の株主に対して、3,000円分のクオカード等
のギフトを進呈しており、配当優待利回にすると約4.8%です。

直近数年の業績は非常に順調に推移しています。
以下のならび順は9年→10年→11年→12年→13年(予です。
■売上高 167億→191億→210億→233億→253億
■経常益 6.0億→8.0億→8.2億→9.2億→10.1億

今13年12月期も中間決算までしまっていますが、
売上高121億・経常利益5.2億ですので順調な進捗です。
財務的には業務上どうしても預かり金が多くなってしまっていますが
純資産自体はまぁまぁ増えてきているので良しとしましょう。

また当社2015年12月期を最終年度とする中期経営計画を立てており、
来期・再来期にかけて売上高年率10%弱、
経常利益で年率20%弱成長するような青写真を描いています。
上述しましたとおり、基本的には右肩上がりの成長を堅持していますので、
当社の中計の信頼度は比較的高いものと考えております。

当社は株主還元にも積極的であり、配当性向は30%を超える水準で
ここ数年増配を繰り返しています。何と言っても足下のEPS成長率は20%位は
ありますので、今後も更に配当金の上積みが期待できそうです。

以上、当社はストック型のビジネスモデルでありながら、成長力と株主還元の
両方を享受出来る数少ない会社として、投資判断をOutperformとします。

立会外分売による需給悪化が一巡した点もポイントです。

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