底値圏のザインエレクトロニクスが復配。 | なちゅの市川綜合研究所

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【6769】ザインエレクトロニクス(JASDAQ)投資判断 Outpeform

現在値 604円/100株  PER50.0 PBR0.69 12月配当

ファブレス半導体企業の代表格。自社ブランドの集積回路を開発。

さて、今回取り上げるのは一世を風靡したかつての成長企業ザインです。
売上高は見る影も無く、順調に右肩下がりとなっています。

09年12月期には119億の売上があったのに、先日発表された12年12月期の
売上高は36億余りという酷い有様です。
それでも一応、今期予想では12%の増収を予想しております。予想ですが。

当社のことを悪く言う人は「技術者集団だから、決算の数字に興味が無い」
等と言いますが、全くをもってその通りだと思います。
決算説明会資料が製品、拠点、原価率、商品構成などに偏っており、
具体的な営業目標数字がほとんど見えてきません。

さて、ネガティブなことばかりになってしまいましたので、
好材料も整理してまとめてみたいと思います。
■無事に復配した点(分割遡及修正後6円・・・なので配当利回りは約1%)
■超好財務である点(時価総額74億円なのに、現金同等物81億円w)
■株価位置が歴史的な底値圏にある点
の上記3点が挙げられます。
精密関連株で無借金で超キャッシュリッチはめずらしいですね。

それと、昔の新興市場の人気株というのもポイントです。
やはり一相場作った銘柄というのは、何かの勢いで数年後に復活することも
めずらしくありません。
業種は違いますが、JQ上場で好財務で有名だった竹内製作所と被ります。
竹内製作所もここ1年位は泣かず飛ばずでしたが、一度ユーロ高に振れたら
一気に株価数倍になりました。何が起きるかわかりません。




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