KISS Live in Japan@Tokyo Domeに行ってきましたー!
「THE FINAL TOUR EVER KISS END OF THE ROAD WORLD TOUR」…
私にとってはまさか、まさかの一夜限りの大千秋楽である。
結成50年、メンバーの体力的にももはや限界とのことから「END OF THE ROAD WORLD TOUR」と題しKISS最後のワールドツアーが2019年1月より開始。2021年7月の地元ニューヨーク公演がラストとなる予定であった。
遡ること2019年12月、このツアーの日本公演が開催され、私も何度も観てきたKISSに最後の別れを告げるべく大阪公演のチケットを手配し、SS席が当選していた。
ところが2019年11月、仕事上の異動から関西から関東に転居することとなり、平日でもあったことから状況的に諦めざるを得ず見逃す結果となった。(チケットはお譲りさせて頂いた。)
しかしながらその後、世界はまたたく間にコロナ禍となり、KISSのラストツアーも度重なる延期となり足止め。再開してもスタッフをはじめ、ジーンもポールもコロナ感染してしまい急遽延期となるケースもあった。
その間、KISSに対して世界中から熱烈なラブコールが巻き起こり、彼らにもう一度やらなければならないと決意させる。その中のひとつが今回の日本公演であったわけだ。
という経緯から私にとっては奇跡的なことである。もう二度と観ることができないと思っていたところに、一度限りの大千秋楽となる東京ドーム公演という機会ができたのである。
事前抽選でSS席は確保できていた。仕事帰り、間に合う時間に駆けつけることができた。物販は長蛇の列で今から並んでも開演に間に合わないだろうと思い、会場入りすることにした。
入場すると両サイドにメンバーの巨大な人形がフロアを見下ろしていた。
席を確認するとアリーナ前方ドセンとベストボジションだった。振り返るとボールが飛んでくるであろうセンターステージが真後ろに位置する。
言うまでもなく東京ドームは広い。最前方には更に高額を支払ったVIP席が見受けられる。
リベンジとなる最終公演としては充分だ。多少緊張しつつ待つこととした。
19時を過ぎた頃、レッド・ツェッペリンの"Rock and Roll"がBGMで流れ出すと一斉に大歓声が上がる。そう誰もがわかっている。
そして、サイドのモニターにはKISSメンバーがステージに向かう映像が流れ期待が高まる。リアルタイム映像ではなく事前に別撮りされているものとわかっていても。
「You wanted the best! You got the best! The hottest band in the world! KISS!」のアナウンス。
"Detroit Rock City"のあのギターリフが鳴り響き、KISSのロゴが描かれた幕が一気に落とされる。ステージは火柱に包まれながらメンバーがステージ上空から舞い降り、耳に響き渡るものすごい爆発音とともにポールが歌う。
何度も観ているお決まりの光景ではあるが、既に大興奮だった。
さあ、最後のロックンロールサーカスの始まりだ。
続く"Shout It Out Loud"。これはもう歌わずにはいられない。
更に"Deuce"ではジーン、トミー、ポールがセンターに並ぶフォーメーション。そう、KISSは何十年経っても変わらないのだ。
そして炎に包まれる"War Machine。いよいよジーンの火吹きかと思っていたが違っていた。
"Heaven's On Fire"の次の"I Love It Loud"でジーンの火吹きだった。世界中でステージの度に50年間火を吹き続けてきたジーンに感謝の念でいっぱいだった。
"Cold Gin"では曲中、トミーのギターソロ。そのギターから花火が放たれるロケット弾のパフォーマンス。エース時代から受け継がれるお家芸だ。
続く"Lick It Up"。1983年KISSがいきなりメイクをやめるとして素顔で登場した最初のシングルだったことを覚えている。MVを見てこんな顔してたんだと。会場も大合唱だった。
"Calling Dr.Love"。曲中にトミーのアドリブギターソロ。そして、まさかの"Making Love"。滅多にやらないかなりのレア曲だった。
ジーンが日本語で「アナタハサイコーデス、サイコサーカス」と言っていた。ダジャレかよ状態だったが微笑ましかった。
ということでライブでは定番の"Psycho Circus"。曲中エリックのドラムソロ。会場を煽り盛り上げていた。
更に"100,000 Years"と続いた。
グリーンのシルエットからジーンのベースソロ。お決まりの血ヘドを吐く。
ジーンはアドレナリンが湧き出る悪魔を表現していると言っていた昔ながらのパフォーマンスだ。だが当時はあまりにもインパクトが強すぎて世間的にも大問題となっていた。
そして、天宙に高く舞い上がるジーン。昔は身体をワイヤーで吊っていたが年齢的にも困難になり今は台ごと登っていく。とはいえ高所恐怖症ではとても無理なぐらいの高さであることは変わりない。やってくれるだけで充分だ。
ジーンの「Oh!Yeah!」の掛け声で曲はもちろん"God Of Thunder"だ。
続く"Love Gun"。ポールがロープをつたってセンターステージへ。後ろを振り返るとポールの目の前だ。感動的だった。爆発音とともに曲は終わる。
更にディスコブームの中でのヒット曲"I Was Made for Lovin' You"で大合唱。
例えKISSを知らずともこの曲は聴いたことがある若い方々もいるのではないか。
ポールはまたロープをつたってステージに戻る。
曲は爆発音とともにエリックがドラムを叩きながら歌う"Black Diamond"。曲後半スモークとともにエリックがドラム台ごと宙に浮いていく。そして花火の大連発。まさに定番の本編クライマックス。何度も観る私も大好きな光景だ。
グランドピアノが配置され、エリックが弾きながら歌うバラード"Beth"。この曲を演ってくれて嬉しかった。会場中に照らされたスマホのライトが綺麗だった。エリックがバラの花をステージ前方に配る。
3人のメンバーも登場し"Do You Love Me"。ファンであるKISS ARMYに対する愛の讃歌でもある。
いよいよこれが最後だ。誰もがこの曲でないと納得しない。ジーンが歌う"Rock And Roll All Nite"。紙吹雪の大噴射だ。サビは当然大合唱。私も歌ったがその声は響き渡るばかりの大音量だった。
興奮とともにこの曲を最後に終わってしまうという寂しさから、いつの間にか涙が溢れてきた。
ジーンとトミーが両サイドの配置につき、エリックのドラム台とともにスモークの中、高く浮上していく。
ポールはギターを持ち替え、床に叩きつけ始めるとともにステージを覆うように強烈な花火が噴射する。
ポール、「トーキョー!ウィ、ラブ、ユー!グッナイ!」爆発音とともに暗転しKISSの最終公演は終了した。
セットリスト(120分)
01:Detroit Rock City
02:Shout It Out Loud
03:Deuce
04:War Machine
05:Heaven's On Fire
06:I Love It Loud
07:SAY YEAH
08:Cold Gin
09:Lick It Up
10:Calling Dr.Love
11:Making Love
12:Psycho Circus
13:100,000 Years
14:God Of Thunder
15:Love Gun
16:I Was Made for Lovin' You
17:Black Diamond
Encore
18:Beth
19:Do You Love Me
20:Rock And Roll All Nite
キッスのライブはこの数十年、基本的に変わらない。もはや定番曲も多すぎて変えようがないのだ。ただそれがわかっていてもキッスのライブは楽しい。そして今回がラストということもあり噛み締めつつ、心底楽しむことができた。
終演後の物販も長蛇の列だった。1時間は並んだだろうか。予想通り、売り切れ続出だった。そうなれば残ったものから手当たり次第選ぶしかない。
ということで、購入したのはこちらのラインナップだ。キャップはラスト1個だった。
Tシャツ2枚、キャップ、トートバッグ、徳利&盃セット。ガチャはジーンとエリック。紙吹雪も持ち帰った。
遡ること2000年に突如としてKISSは解散を宣言し、オリジナルメンバーによる再度あのKISSメイクを施した「THE FAREWELL TOUR 2000-2001」をラストツアーに最後とすることになったが、2001年3月私はこのツアーの日本公演を東京ドームで目撃している。あれから数十年の時が経つ。
尚、この日の公演は後の2021年6月に「KISS Off The Soundboard:Tokyo 2001」としてライブアルバムがリリースされている。
来日のたびに何度もライブに足を運んだKISSのライブ。直近では2015年の大阪城ホールだった。
最後と言いながら、毎度最後とはならないのがKISSだ。
この日、ポールも、ジーンも「サヨナラ!トーキョー!」とも、「グッバイ!トーキョー!」とも言わなかった。
2023年12月ニューヨークで行われるマディソン・スクエア・ガーデン公演が正真正銘キッスのラストライブとなる。これまで終わりだと思っていても終わりではないのがKISSだ。いい意味で裏切ってほしいものだ。