2022年12月5日 伊藤政則「遺言」配信トークショー | ミツのロックなライブレポート

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伊藤正則 遺言オンライン配信トークショーを観てみましたー!

「伊藤政則の遺言オンラインスペシャル7」
音楽評論家 伊藤政則さんとメタル雑誌「BURRN!」編集長 広瀬和生さんによるトークショー。
オンラインスペシャルは今回で7回目となる。

都合により配信をアーカイブで視聴することとした。
画面に2人が映し出される。
久々の有観客に二人のテンションも上がる。

まずは、明るい話題として2023年3月『ラウドパーク』開催の発表。何も知らなかったと。
元々は『ダウンロード』だったものを何らかの理由で『ラウドパーク』となったものと考えるのが自然だと伊藤さん。

既にヘッドライナーはパンテラに決まりだとのリスナーの声も多いが、実際は何も決定していない。
広瀬さんもたった一度きりの『ラウドパーク』としたほうがメタルファンの集客もいいだろうし、ヘッドライナーのアーティストからそのほうがいい理由もあったのかもしれないと。
話は変わるが11月30日のキッスの東京ドーム公演は素晴らしかったと伊藤さん、広瀬さんは声を揃える。

また、メタリカは新譜を出すがいつか日本に来るだろうと。メンバーが来たいのとビジネスはビッグバンドになるほど別物で考える必要がある。
日本国内にどれだけメタリカを見たい人がいるのかどうか。もうチケットが安くなることはない。

ロックシーンは特にコロナ禍以降、新人、中堅が育ちにくいと言われているが、マネスキンだけが特異な現象だと思うと。

ツアーについては燃料費の高騰により特にツアーバスで回ることが通例のヨーロッパツアーは採算上、厳しい状況にあると。
これに対して日本へのオファーが増えて、国内プロモーターは消化できない現状も垣間見える。

さて、2022年の総括という話題に。アルバムは今年も豊作だったと思うが、圧倒された1枚というほどのものはなかった。ただ、話題性は充分だったと。

ストーリー性としては新譜とともに30年前のリベンジとして武道館ライブが来年2月に決定しているメガデスは近年なかなかなかった例として素晴らしかったと。果たしてマーティ・フリードマンはアンコールで登場するのかという期待感も含めて。

挙げられた今年ベストのアルバムアーティストは以下の通り。
MEGADETH
ARCH ENEMY
STRATOVARIUS
SCORPIONS
THUNDER
OZZY OSBOURNE
DEF LEPPARD

ベストライブはキッスだったと伊藤さん、広瀬さんの意見は合致した。
今年のキッスのライブは素晴らしかったと。特にポール・スタンレーが歌えていたと。

広瀬さんはマイケル・シェンカー・グループのライブも素晴らしかったと。ロニー・ロメロはどの時期の曲でも歌えていたと。

モトリー・クルーとデフ・レパードのカップリングツアーもさいたまスーパーアリーナ2デイズぐらいあってもおかしくない状況になってきたと。

そろそろお時間にということで90分のトークショーは終了した。

私も今年を振り返ると、やはりメガデスの新譜と武道館ライブの発表はインパクトあったと思う。

今年、私は数年ぶりに外タレのライブに行けたわけだが、ナイト・レンジャー、ガンズ・アンド・ローゼズ、マイケル・シェンカー・グループ、キッスとどれも思い出深いライブだった。

来日ライブが実現しただけで嬉しかった。
さて、来年もメタルシーンが盛り上がってくれるとことを個人的にも期待したい。