D_Drive with ENTERARTライブ@新横浜STRAGEに行ってきましたー!
「『ART』D_Drive with ENTERART」
元々は姉妹ともに幼少期からバレエダンサーを目指していたが、Yukariさんはコンテンポラリーダンサーとして海外に拠点を移して活動。Yukiさんは父親の影響もあって音楽学校からギタリストとしての道を歩みD_Driveメンバーとしてキャリアを積む。
今回の企画はD_DriveとENTERARTのコラボとなるわけだが、実は2020年1月にクラウド・ファンディングで募り「チェリーを3つ入れて下さい」と題して初のコラボが神戸で開催された。
この時、私はもちろん応援と支援も行なっていたが、公演直前にインフルエンザにより断念した経緯だった。
今回こそはリベンジのつもりで2日目の公演を観に行くこととした。2日間の公演ともにSoldOut。
入口にはD_Driveのファンの総称であるD_DriveRより祝い花が飾られる。
14:30入場。入口で特典のサイン入ポストカードが渡された。この裏面にはQRコード記されており読み取ると本日のプログラム、出演者のプロフィールを見ることができる。
暗がりの中でダンサーが仮面姿でランプを持って会場をゆったりと徘徊する。ここから既に演出は始まっているということだ。その世界観は独特のものだが、メタル好きな私にとってはその雰囲気は身近なものを感じた。笑
スペースの関係だろうがChiikoさんのドラムはツーバスではなくシングルバスのセッティングだった。
ということはコンテポラリーダンスがステージ上で行われるのだろう。
私は下手寄り2列目を確保した。
定刻の15時を過ぎた頃、曲は珍しく7弦ギターを使う"Be Yourself"からスタートした。背後には仮面を付けたYukariさんのソロでのダンス。途中でマスクを脱いで軽装で踊る。
続く7弦の曲"Breakout"。この流れはいつものD_Driveの定番だ。
Yukiさん、Seijiさんより今回のコラボの経緯等を説明。
曲は"Red Light,Green Light"。出だしのところで曲のコンセプトでもある3名のダンサーがあの「だるまさんが転んだ」をモチーフするかのように、ブレイクの度に静止する。曲中はベールを作ったり、ボールを投げたりと楽しそうな風景を演出。
それにしてもChiikoさんのドラムがより一層近いだけに更なる迫力だ。
続く"Begin Again"。ダンサーはそのまま天使のように無邪気に遊んでいる。
親指を立てていいねのサイン"Thumbs Up"。
YukiさんよりD_Drive世界流通2ndアルバム「DYNAMOTIVE」の紹介。実はミキシングを担当しているのが1stアルバムに続いてYukariさんの夫であるAkihiro Nishimura氏だ。Yukiさんの義兄にあたり、この日、会場にも来ていたようだ。
曲は"Wings"。ダンサーがバックにいないと寂しい錯覚に囚われてきた。
"U_Me"へと続きダンサー登場。ベールを使ったダンスが繰り広げられた。
Yukiさんよりコンテポラリーダンスの感想など。後ろを向いて見たかったとも言っていた。
曲は"The Last Revenge"〜"M16"へと続く。置かれた脚立がベールでぐるぐる巻になっていた。
ここで前半のライブは終了。換気タイムを挟んで後半へ。
後半は今やレアな"Runaway Boy"からスタートした。Chiikoさんのドラムから始まる"Attraction 4D"。Toshi君のベースソロアレンジが冴え渡る"Mr.Ratboots"へと続く。
YukiさんはフライングVに持ち替えて"I Remember The Town"、更にChiikoさんの出だしのドラムがかっこいい"GEKIRIN"へと続く。
静寂の中、ギターを持ち替えてバラード"Unkind Rain"。3人のダンサーも妖艶に踊る。
Yukiさんより、これで終わるのはもったいない。また機会があればやってみたいと。Seijiさんも今後の夢としてニューヨーク公演をやってみたいと言っていた。
Yukiさんは再度フライングVに持ち替えてライブも終盤。曲は激しい"Russian Roulette"〜"1,000,000hp"へと続く。SeijiさんとYukiさんのギターアンサンブルはいつ見ても素晴らしい。
ステージではベールをロングドレスに見立てて脚立に登りまるで巨人の花嫁といった感じで本編は終演となった。
アンコールではChiikoさんより物販の紹介。SeijiさんよりMarshallのシゲさんが還暦の誕生日だと紹介。
ダンサーも「DYNAMOTIVE」のTシャツを着て登場。Yukariさんからダンサーチームが紹介された。
前回の「チェリー3つ入れて下さい」でも出演した橋本さくらさんと下野のぞみさんだ。ステージでは華麗でも、普段は可愛らしい今どきの若者といった印象だ。
そして、珍しくYukiさんからD_Driveのメンバーが紹介された。
曲はYukariさんとYukiさんが事前にSNSで振付動画が紹介された"Get Away"。座ったまま手を使って一緒に踊って下さいといったものだがこれが難しい。
ラストは定番の"Screw Driver"。ジャンプ!ジャンプ!で盛り上がり、最後は出演者全員の撮影タイムでD_Drive with ENTERARTは終了した。
セットリスト(145分)
LIVE PART1(60分)
01:Be Yourself
Dance:私の昔話をしようと思う
02:Breakout
-MC-
03:Red Light,Green Light
Dance:無垢な時代
04:Begin Again
05:Thumbs Up
-MC-
06:Wings
07:U_Me
Dance:時が行けば幼い君も大人になると
-MC-
08:The Last Revenge
09:M16
Dance:この場所は私たちを甘く甘く甘やかす
換気タイム(15分)
LIVE PART2(70分)
10:Runaway Boy
11:Attraction 4D
12:Mr.Ratboots
-MC-
13:I Remember The Town
14:GEKIRIN
15:Unkind Rain
Dance:流して平す雨の音と
-MC-
16:Russian Roulette
17:1,000,000hp
Dance:許容は更なる強さへと
Encore
18:Get Away
Dance:一緒に踊れるダンス
19:Screw Driver
コンテンポラリーダンスを本格的に観たのは初めてのことだったが、見識がないだけになんともコメントし辛い。ただその分、新鮮に感じたのは事実だ。
その独特の世界観は見る人が感じるままでよいと思うが、Yukari&Yuki姉妹であったからこそ実現した貴重な機会を体感できて本当によかったと思う。
物販ではD_Driveの"Red Light,Green Light"にちなんだ光るリストバンドと、
ENTERARTのトートバッグを購入。特典はステッカーだった。
私としてはリベンジできてよかったと伝え、Yukiさんには事前に言っていたこともあり思い出してくれてた感じだった。
Yukariさんは「そうやったんやー」ともう4年も会っていないのだから忘れていても仕方がないかと思ったが、そうではなく、私のことは覚えてくれていた。こうして参加できたことに喜んでいたのでよかったと思う。
Seijiさんの言うニューヨーク公演は今後実現するのだろうか?その頃にはコロナ禍が過ぎ去った新たな世界となっているのかもしれない。