ラウドネスワンマンライブ東京@ZEPP HANEDAに行ってきましたー!
「LOUDNESS 40th Anniversary Japan Circuit 2022 SUNBURST〜我武者羅CHAPTER2」
私にとっては久々のラウドネスのライブである。2021年12月に40周年を記念したアルバム「SUNBURST〜我武者羅」をリリース。世界のラウドネスも原点は日本人であると主張する内容に思えた。
2022年は40周年及びレコ発ツアーが中心となるが、今回はChapter2として国内ツアーの2回戦目であり、この日のZEPP HANEDAがファイナルだ。
祝日とあって狙いを定めて早くから予定を入れていた。
早めに会場に到着すると既に先行物販は列を成していた。
時間もあったので知り合いと周りを散策してみるとまさに空港からすぐ近くだった。
17:00入場開始。席は指定なので慌てず17:30頃会場入りした。入り口には祝花が飾られていた。
席に着くとなんと2列目だった。こんなに間近でラウドネスを見るのは初めてだ。タッカン(Gt.高崎晃さん)をこんなに近くで見れるなんて嬉しすぎる。
最前列はファンクラブ限定のプレミアシートなだけに、ここにていいのだろうかと多少、申し訳ない気持ちもあった。
18:00を過ぎた頃、予定よりも5分ほど遅れて暗転。「SUNBURST」のオープニング曲"Rising Sun"がSEで鳴り響き、武士が幕をこじ開けるようにしてステージの全容が明かされる。
レーザービームが会場中に張り巡らされ、下手の「我武者羅」、上手の「ラウドネス」の文字がレーザービームでふち取られていく。
なんとも凝ったオープニングの演出だ。となれば既に客席はラウドネスのメンバーを待ちわびるほどに盛り上がっていた。
ステージにメンバーが現れると、その「SUNBURST」より"OEOEO"、"日本の心"からスタートした。
間近にみるタッカンの独特のギターリフと圧巻のギターソロに早くも感動だった。
ラウドネスは1ヶ月ほど前のヨーロッパツアー後のPCR検査でメンバーはコロナ陽性となってしまい、帰国が延期となり足止めをくらう。状況によってはこの日のライブも開催できなかったかもしれなかったとニイちゃん(Vo.二井原実さん)は語る。
続いては"Crazy Nights"。ライブ定番曲だがタッカンのあのリフを聞くとテンションも上がる!「M.Z.A.!」
私は1980年代からリアルタイムでラウドネスを聴いていたが、1985年、"Crazy Nights"がリード曲となる5thアルバム「THUNDER IN THE EAST」で全米デビューと国内ロックバンドとして初の全米ビルボードトップ100にランクインしたあの日のことは今でも忘れない。
「SUNBURST」からは"Stand or Fall"、"Hunger for More"、"仮想現実"と続いたがライブで初めて聴くこれらの曲は新鮮だった。タッカンのギターもさることながら、ニイちゃんの歌声は絶好調に感じた。アンパン(鈴木政行さん)の迫力のドラミング、呼応するように重低音を司るマー師匠(山下昌良さん)のベースとまさにラウドネスのサウンドそのものだった。
ここで、ニイちゃんの紹介によりゲストボーカルの野元ノア君登場。
ニイちゃんがたまたまYoutubeで歌っているところを見つけたのがきっかけで、この日の共演が実現したようだ。
そのYoutube映像はこちら↓
曲はメンバーさえも忘れていたという"Inflame"。
11歳の彼がなぜこの曲を選んで歌ったのか。親御さんの影響だろうか。
可愛らしいイケメンの彼がニイちゃん顔負けに素晴らしい透き通る歌声で歌う。初ステージが数千人を前にしたラウドネスとのジョイント。彼のこれからの人生にとってもきっと忘れられない時間であったに違いない。
盛大な拍手で讃えられノアくんはステージを後にした。
アンパンの軽快なリズムから"Metal Mad"へと続く。
ニイちゃんより第3期ラウドネス時のアルバム「LOUDNESS」の30周年を記念したリミックス盤、そしてマー師匠の自伝書籍発売の紹介等。
次のタームは「SUNBURST」からの曲が続く。まずはミディアムテンポの"輝ける80's"、キャッチーな"天国の扉"、どこか懐かしきメロディの"エメラルドの海"
タッカンのあの独特のギタートーンによる速弾きソロにはいつも釘付けだ。
スローなロックバラード"Find a Way"、再び「SUNBURST」から"Wonderland"、"All Will Be Fine With You"とスローな曲が続く。
ニイちゃんよりあらためてメンバー紹介。
ライブも終盤。そしてキター!ラウドネスの初期曲"In the Mirror"、更に"Crazy Doctor"と感激の展開。私のラウドネスはこれだ!これなのだ!
タッカンのギターソロは全く衰え知らずで素晴らしかった。アンパンの汗まみれのパワフルなドラム、マー師匠の重低音響くリズムベース。
ニイちゃんの声も最後まで絶好調は変わらない。
本編ラストは「SUNBURST」より"大和魂"で締めくくった。
盛大な拍手に包まれてメンバー退場。
いつしか手拍子に変わりアンコールを待つ。アンパンのドラムが鳴り、メンバーが順に再登場。曲はまずは重いリフの"Firestorn"。
そしてラストは定番曲"S.D.I."。疾走感あふれるこの曲に「エス!ディー!アイ!」の掛け声に合わせてフロア中の拳が上がり大盛り上がりのうちにライブは終演となった。
セットリスト(130分)
00:Rising Sun (SE)
01:OEOEO
02:日本の心
-MC-
03:Crazy Nights
04:Stand or Fall
05:Racing the Wind
06:Hunger for More
-MC-
07:The Pandemonium
08:仮想現実
09:Inflame (Guest Vo.野元ノア)
10:Metal Mad
-MC-
11:輝ける80's
12:天国の扉
13:エメラルドの海
14:Find a Way
15:Wonderland
16:All Will Be Fine With You
-MC-
17:In the Mirror
18:Crazy Doctor
19:大和魂
Encore
20:Firestorn
21:S.D.I.
SUNBURSTよりSEを含み12曲を演奏
00,01,02,04,06,08,11,12,13,15,16,19
まさに爆音ながらもクリア且つラウドなサウンドはこれぞラウドネスと言わんばかりに圧巻のステージだった。
「SUNBURST」からの曲もたくさん聴けてよかった。
ただやはり80年代リアルタイム当時、タッカンのギタープレイに魅せられた多感な頃を思い出すように"Crazy Nights"、"In the Mirror"、"Crazy Doctor"、"S.D.I."は感激に値するものだった。何しろ初めてラウドネスのライブを体験したのもこの頃だった。
物販ではツアー記念Tシャツを購入。
同時期にリリースされたアイアン・メイデンの「戦術」とコンセプト的な被りがなんとも偶然だ。
国内のバンドが海外に出るのは実力さえあれば今やあたり前のことだが、日本のメタルバンドが世界に出ることなど当時は驚愕のニュースだった。しかも紆余曲折ありながらも40年もその活動が続いているのだ。
やはり今もなおラウドネスは別格なのである。
(Akira Takasaki Twitterより)
(BAYFM78 Power Rock Today HPより)
■番外編
本日のラーメン紀行はやはりラウドネスの出身地でもある関西をテーマに。京都に本店があるこちらへライブ前の腹ごしらえに。
大阪在住時には何度か行ったことがあるが久々で懐かしかった。