Rie a.k.a. Suzakuライブ東京@汐留Blue Moodに行ってきましたー!
「Rie a.k.a. suzaku Instrumental Summit Vol.34」
今回のRie a.k.a. Suzakuことりえさんのライブは、フュージョン界の大御所T-SQUAREのドラマー坂東彗さんと、サポートベースの田中晋吾さんをリズム隊に招いての特別感のあるライブだ。
キーボードはりえさんの相棒とも言える深井麻梨恵さんだ。
私は正直、フュージョン界のことは申し訳ないが詳しくない。
ただ、あのT-SQUAREメンバーとの共演ということでスゴいことになるのではと期待していた。
この日は台風の影響もあって大雨。りえさんの意向により急遽、整理券が発行されたことにちょっとしたトラブルもあったが18:00過ぎに開場。今回も最前列を確保できた。
りえさんより手短にメンバー紹介。
曲は"Wangan Street"。定番となっている曲中アドリブソロ回し。坂東さんの凄まじくも余裕を見せつけるドラムから麻梨恵さんのキーボード。そしてりえさんの速弾きギターが炸裂する。田中さんがフュージョンならではのスラップベースでクールにキメる。
ラストはりえさんと田中さんが向き合って弾く。
続く"Grand Circle"。りえさんの伸びやかなギタートーンが特長的だ。
次はりえさんにとって試練という坂東さん作曲、T-SQUAREの曲で"Paradigm"。
当たり前だがまさにフュージョンといった曲調。メインフレーズを弾くりえさんはレアだった。
フュージョンならではの田中さんのベースソロ、坂東さんのドラムソロとT-SQUAREの品格とも言える卓越した腕前を披露した。
坂東さんのドラムソロの時には、一同正座して見守るという異様な光景。笑
前半のラストはサンバのリズムに乗せて"Summer Carnival"で終了した。
休憩を挟みライブは後半戦。
意外にもメタル色濃い"Rudra"からスタートした。曲調のジャンルは違えどここでもやはり坂東さんのドラムと田中さんのベースは凄まじかった。
更に"Great Ocean Road"と続く。りえさんの伸びのあるギタートーン、フルピッキングの速弾きは見事なものだ。そして魅せる田中さんのスラップベースロングソロ。
坂東さんと田中さんのコンビは17年と気心知れた鉄壁のリズム隊。T-SQUAREは毎年アルバ厶をリリースしているそうで、かなりの数のライブ本数をこなしながらいつ曲を書いているのかとりえさん。笑
さて、ここからもりえさんの試練。坂東さんによるT-SQUAREの曲で"Al Factory"。
坂東さんの手数の多いドラム。りえさんも対峙するかのように渾身のギターソロ。
続く"Paris Dusk"。りえさんも泣きのギターバラードで対抗し圧倒する。
ここでりえさんはギターを交換。
その間、MCは田中さんに任せてしまう。元々はあまり喋らないらしくレアな機会だったようだ。
ライブも終盤。T-SQUAREに似つかわしくない、まさかの"Furinkazan"。こんな曲弾くの初めてかもと田中さん。
大御所を巻き込んでの和なメタルサウンドが炸裂する。まさに音のぶつかり合いだ。好きな曲だけにとてもよかった。
りえさんよりMUSESの告知。まさかりえさんが再びガールズバンドを組むとは思っていなかったがいよいよ始動だ。
MUSESの1stアルバムは、りえさんに限らずメンバーがそれぞれ曲を書いているらしい。その中でも麻梨恵さんはりえさんからキャッチーな曲のオーダーにもかかわらず、ギタリスト泣かせの難しい曲を提供。本人にとってはキャッチーということらしいが、りえさんは愚痴を漏らす。笑
アンコールは"Across the Sky"。もちろん普通には終わらないソロ回しによる長尺ライブバージョンだ。
まずは坂東さんの壮絶なロングドラムソロ。かなり長いソロだった。
続く田中さんのベースソロ。スラップベースで軽快にリズムを刻む。
更に麻梨恵さんは、ショルキーを抱えりえさんのギターと凄まじいバトルだ。
15分にも及ぶ熱演でライブは幕を閉じた。
セットリスト(150分)
Live Part 1(50分)
01:Urban Highway
02:Seaside Avenue
-MC-
03:Wangan Street
04:Grand Circle
-MC-
05:Paradigm (by 坂東彗)
06:Summer Carnival
Break Time (20分)
Live Part(50分)
07:Rudra
08:Great Ocean Road
-MC-
09:Al Factory (by 坂東彗)
10:Paris Dusk
-MC-
11:Furinkazan-風林火山-
12:Ice World
Encore(30分)
13:Across the Sky
さすがのT-SQUAREであったというのが率直な感想だ。りえさんの曲を難なくこなすだけでなく、独自の解釈によるアレンジも違和感なくハマるところは素晴らしかった。