D_Drive/soLiライブ東京@初台DOORSに行ってきましたー！
「D_Drive×soLi」
D_DriveとsoLiのダブルベッドライナーによる2マンライブとなる。インスト対決といったところだ。
この日、D_Driveのライブとしてはいくつかの意味合いがある。
まずは、Marshall Recordsより世界流通2ndアルバム「DYNAMOTIVE」が8月26日発売となり、実質的なレコ発ライブであること。ただ、一部の曲はシングル曲として既に配信していたり、既にリリース前から新曲はライブ演奏していることもあり、初披露というわけではない。
2つ目は、Yukiさんは7月から腫瘍摘出手術の為に入院していたのだが、この日が関東初の復帰ライブとなるということだ。結果は良性で問題なかったとのことで安堵した。
最後にD_Driveとしての東京都内のライブはコロナ禍後初の3年ぶりということだ。
さて、17:15入場開始。椅子席になっていた。2列目センターに陣取り開演を待つ。
18:00開演。先行はsoLiだ。座ったまま見るスタイルのようだ。
■soLi
8弦ギターを匠に操るISAOさんとエレガントにバイオリンを奏でるSAORIさんとのユニットとなる。
私は初見であったが、soLiは以前からD_Driveとの対バンを待ち望んでいたようで、この日ようやく実現して嬉しかったようだ。
ISAOさんはまさにメタルギタリストといわんばかりにリフを刻み、速弾きソロも魅せる。8弦ギターの使い手はなかなかいない。ネックも太い中で、技巧的な運指によって音を奏でる。
SAORIさんは、センターで情感を込めるようにバイオリンを弾き、妖艶に主旋律を奏でる。その美しきビジュアルは更にステージを彩る。
更にサポートながらもHIDEKIさんのドラムはアグレッシブで凄まじかった。
そして、ISAOさんのMCは達者な語り口から常に笑いを誘っていた。かなりのゲーム好きということは曲紹介でもよくわかった。笑
プログレ要素を盛り込んだ曲調に、2人の掛け合うコンビネーションもドラマティックで素晴らしかった。
セットリスト(60分)
01:Opening Gambit
-MC-
02:Snatcher
-MC-
03:Mirror's Nest
04:Etarnal Ray
-MC-
05:Valestain Castle
06:Phalanx
-MC-
07:Behind U!
-MC-
08:the Tower
09:My Garden…
■D_Drive
後攻はD_Driveだ。新譜の「DYNAMOTIVE」中心のセトリとなることは予測していたが、どういう曲順で攻めてくるだろうかと期待していた。
入場テーマのSEが鳴り順にメンバー登場。やはり予測の通りSeijiさん作曲の"Red Light,Green Light"から始まり、すぐさまYukiさん作曲の"Begin Again"の展開。アルバムの曲順通りだ。更にSeijiさん作曲の"Thumbs Up"へと続く。
Yukiさん、「こんばんわー！D_Driveでーす！」
soLiとの対バンを楽しみにしていたと。そして、「DYNAMOTIVE」リリースの告知。7年ぶりの新曲のアルバムリリース。東京も3年ぶりの公演だと。
曲はこれも新譜に収録されているYukiさん作曲の"Wings"、Seijiさん作曲の"U_Me"と続く。
Yukiさん、Seijiさんによる曲紹介。ここでDropDチューニングのギターに持ち替える。
曲はSeijiさん作曲の昭和の古き良き街"I Remember The Town”、更にYukiさん作曲の"Get Away"へと続く。
Chiikoさんより物販の紹介。
ここでSeijiさん、Yukiさんは7弦ギターに持ち替える。となればあの曲だ。
まずはYukiさん作曲の"Be Yourself"。そしてSeijiさん作曲の"Breakout"だ。
ハイレベルな爆音の楽曲の数々で圧倒するD_Drive。ここでライブ本編は終了。セットリストは新譜から新曲全てとなる9曲で構成された。どの曲もリリース前からライブで何度も聴いていた曲ではあるが、こうしてリリースを迎えるとあらためて感慨深い心境だった。
アンコールはsoLiのISAOさん、SAORIさんを加えてのセッション。曲はD_Driveのライブ定番曲から"M16"。バイオリンを交えてのこの曲はかなりレアな機会だった。
セットリスト(75分)
01:Red Light,Green Light
02:Begin Again
03:Thumbs Up
-MC-
04:Wings
05:U_Me
-MC-
06:I Remember The Town
07:Get Away
-MC-
08:Be Yourself
09:Breakout
Encore
10:M16
物販では、出来たてホヤホヤのD_Driveの新譜「DYNAMOTIVE」を購入。ライブ会場限定販売は20ページのブックレットと帯が付く。D_Driveの世界流通盤は輸入盤の扱いとなるが、いわばここでのみ国内盤とも言える仕様のCDが購入できるといった感じだ。
ブックレットには1stアルバム同様にメンバーの写真やライナーノーツ、曲紹介が記されMarshall RecordsとD_Driveの架け橋的存在とも言える、MarshallのShigeさんが筆を執っている。
Yukiさんは演奏としては何らそん色もなかったが顔色を見ているとまだ本調子のようではなかった。無理せずに徐々に身体を慣らして貰えればと声をかけた。
ひとまずは「DYNAMOTIVE」リリースおめでとう。これから更にD_Driveはこのアルバムを引っ提げて各地のライブで席巻して行くに違いない。
(D_Drive Yuki Twitterより)
■番外編
本日のラーメン紀行は初台DOORSの隣にあるこちらへ。
濃い鶏の出汁が身体に染みわたる。
まるで濃い楽曲がライブで染みわたるように。笑