2022年7月10日BRIDEAR/HAGANE/LittleLilith/爆弾幸気圧ライブ東京 | ミツのロックなライブレポート

ミツのロックなライブレポート

1980年代のHR/HMファンです。ライブハウスにも出没しています。
あくまでも個人的な感想をライブレポートしています。基本的にネタバレですので自己の責任においてご覧下さい。

BRIDEAR/HAGANE/Little Lilith/爆弾幸気圧ライブ東京@代官山SPACE ODDに行ってきましたー!


「Graceful Dizzy」




こうしたガチなガールズメタルバンドの対バンイベントはいつぶりだろうか。かなり久しぶりのことだ。メタル女子の祭典とも言えよう。事前に予定を立てどのバンドも楽しみでいた。

ここ代官山SPECE ODDには初めて来た。代官山ときいておしゃれなライブハウスだったら‥‥とも思ったが、いつもと変わらない感じだった。

17:00整理番号順に入り下手4列目ぐらいを確保できた。ここはかなりステージが低い。

本日はSold Out。続々と入り後方まで満杯だ。ようやくライブハウスの復活を感じるほどだ。
後ろからは見えるのだろうか。立派な2回席もあって上から見ることもできるようになっていた。

久しぶりな知り合いとの再会、談笑しつつ開演まで待つ。既に楽しくなってきた。

定刻の17:30、まずはBRIDEARのVo.KIMIさんとBa.HARUさんがステージに登場。諸注意とグッズの紹介。
最後に抽選会も予定されているとのことだ。
景品は参加バンド全てのサインが入った告知ポスターとのことだ。

2人から紹介され、まずはトッパーは爆弾幸気圧からスタートだ。

■爆弾幸気圧 17:35-18:10
Ba.ZAKUさん率いるこのバンドだが久々に見る。しばらく見ない間に体制も随分と変わっている。メンバーは固定せずにライブによって異なる。

今回、ボーカルを勤めるのはFrozen Caka Barのくりざべすさん。この体制で見るのも初だが、くりざべすさんもかなりの久々だ。

"爆攻ハリケーン"や"DESIRE"の懐かしい曲の数々。熱いフロアとステージが一体となって盛り上がっていた。

くりざべすさんはこのバンドでの歌い方や立振舞いかすっかり馴染んでいるようで何ら違和感もない。鍛え抜かれた腹筋は大したものだ。
ただ、MCではいつものほんわかした可愛らしいくりざべすさんだった。笑

"3.3.7"、"ゼンカイbari×2"と曲は続くが久々の激しいスタンディングライブに既に消耗戦といった感じになってきた。まだ、1バンド目というのに。笑

苦労人のZAKUさんもとても楽しそうにステップを踏みながらベースを弾く。ドラムのviviさんもこのバンドでは初見だがかなり久しぶりだ。更にパワーアップしていたように感じた。

Gt.MANAMIXさんと、Gt.MARINさんは初見だったがかわいいビジュアルに留まらずアグレッシブなギターワークを見せてくれた。

初めて聴けた曲もあってよかった。
お祭り騒ぎな爆裂とも言えるステージ。爆幸ならではの久々のこの感覚は楽しかった。

くりざべすさんの「アー・ユー・ハッビー?」で終演となった。

■Little Lilith 18:30-19:05 
続いてはLittle Lilithだが初見だ。最近UPされた"Graffiti"をMVを見た程度で予備知識もない。ただ、Gt.ERIKAさんは他のバンドのサポートギターとして何度も見てはいる。

重々しいラウドロック、アニソン的メロディを奏で今までなかったガールズロックバンドかもしれない。

あえて例えて言うなら90年代のグランジのサウンド要素を盛り込んだという感じだろうか。

Vo.LILLYさんは独特の世界観で妖艶に歌う。
ERIKAさんはこれまでとは異なる7弦ギターを抱え、重々しいリフで曲を彩る。
Ba.SHIORIさんは5弦ベースで対峙するかのように低音サウンドを奏でる。
DS.YUKIさんが刻むリズムはしっかりと屋台骨を支える。

特筆すべきは期待以上に演奏技術のレベルが高い。更にビシュアル的にもメンバーそれぞれステージ映えするほどに美しい。

コロナ禍の影響もあって本格的な活動はここ1年ぐらいではないかと思うが、この直後の7月13日には5曲入り1stEP「Graffiti」が発売予定。
彼女達もいよいよ飛躍の時だと思っているに違いない。

媚びることなきカッコよさを秘めた、ガールズバンド界隈で一石を投じる期待のバンドかもしれない。

■HAGANE 19:25-20:05
この日のライブの数日前、突然のアナウンスが報じられた。

(HAGANE Twitterより)

なんと、Ba.SAYAKAさんがコロナ陽性となり残った4人で出演することとなった。HAGANEの出演辞退に至らなかったのは不幸中の幸いなのかもしれない。

さて、一歩前進し下手3列目へ。SEが鳴り順にメンバー入場。
ロックテイスト満載な"Gun Rock"からスタートだ。ベース音は同期のようだ。
SakuraさんとMaytoさんのツインギターのハモリ、メタルサウンドなギターソロはなんとも魅惑的だ。
ドラマティックな"Super Villan"と攻める。Kanakoさんの激しいドラム。複雑なリズムも難なくこなす。

"Go Go Kart"とロックテイストな楽しい曲、更に"To Cover"へと続く。
彼女達を象徴するとも言える"Labradorite"。UYUさんが緩急をつけて歌い上げる。SakuraさんとMaytoさんがメロディアス且つ壮絶なギターソロで魅せる。好きな展開だ。

1stアルバム、レコ発ワンマンライブの告知等。
ライブも終盤へ。曲は"Wintrysky"。Kanakoさんのドラムも激しさを増しかなりの見応えだ。ラストはロックバラード"Connect"で締め括った。Uyuさんがしっとりと聴かせてくれた。

ベースの同期は急遽Sakuraさんが用意したらしい。不意な事態でもメンバーが協力しライブを完遂させた。演奏は申し分ない内容だった。
まさに次世代の期待の星といえるバンドだ。

■BRIDEAR 20:25-20:55
ライブ直前、体調不良によりGt.MISAKIさんの休養が報じられた。これに伴い本日のライブはEITAさんが助っ人としてサポートする。

(BRIDEAR 公式HPより)

EITAさんは急な依頼にもかかわらず、よく引き受けてくれたものだ。これまでも急なサポート依頼であっても断らず都合がつけば手助けしたバンドもいくつかあった。お助けエイタと言われる所以だ。

更に一歩前進し下手2列目へ。曲は"Dimensions"からスタートした。
HARUさんがデスボで煽り盛り上げる。ギターソロのEITAさんも不安気もなく堂々たるもの。むしろ楽しそうに見えた。
曲は"Determination"へと続く。
KIMIさんよりEITAさんに対する感謝の言葉。

キラーチューンの"Daybreak"から、更に"Ghoul"と好きな曲が続く。
NATSUMIさんのアグレッシブなドラム。AYUMIさんとEITAさんが掛け合うギターソロは素晴らしかった。気持ちもアガり前のめりに盛り上がっていた。

ラストは定番の"Bloody Bride"。曲中、巨人のブライドちゃんが登場。いつも思うが手狭なライブハウスでアイアン・メイデンのエディばりのこの演出はBRIDEARならではだ。

EITAさんはさぞ、びっくりしたんじゃないかと思っていたがむしろ喜んでいた。
こうして盛り上がりのうちにライブは終了した。
もはやこの中では貫禄とも言える聴き応えのあるいつものBRIDEARのライブだった。

EITAさんはギターソロをAYUMIさんに任せてということもなく、MISAKIさんのパートをきっちりと弾きこなしていた。さすがなところだ。それどころかHARUさんの十八番ともいえるデスボコーラスまでやってのけ、とにかく楽しもうと積極的な姿勢が見て取れた。

直前のEITAキャスでは自身がこの日上手なのか下手なのかもわかっていなかった状況であったにも関わらずだ。

このまま抽選会へ。KIMIさんとHARUさんが仕切る。ライブ告知ポスターに参加バンド全員のサイン付きで3名に当たるというものだったが、当選はしなかった。
物販では、EITAさんには急なヘルプにも関わらず余裕の素晴らしいサポートであったと伝えた。
ERIKAさんは「ステージからいるの見えましたよ。」っと言ってくれた。笑
1stアルバムを楽しみにしていると伝えた。

くりざべすさんは久々の再会で嬉しいと。viviさんにも挨拶できた。
HAGANEのメンバーにはこれからもがんばってと伝えた。
HAGANEタオル。EITA、くりざべすチェキ。Little Lilith、爆弾幸気圧フライヤー。

各バンド見応えがあり、とても充実したイベントでとても楽しめた。
(BRIDEAR&HAGANE)
(爆弾幸気圧&Little Lilith)
(HAGANE&Little Lilith)
■番外編
本日のラーメン紀行はこちらのつけ麺を。

ライブも濃厚だったが、こちらも濃厚だった。