2022年7月8日 EITAワンマンライブ東京 | ミツのロックなライブレポート

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1980年代のHR/HMファンです。ライブハウスにも出没しています。
あくまでも個人的な感想をライブレポートしています。基本的にネタバレですので自己の責任においてご覧下さい。

EITAワンマンライブ東京@新宿Cats Holeに行ってきましたー!

「EITA One Man Show NEW WORLD」


EITAさん初のワンマンライブである。これまで、毎年定期的に「EITA PARK」として主催対バンライブは幾度と開催されてきたが、ワンマンライブは今回が初めてとなる。

Vo.TAKAEさんとGt.EITAさんによるユニットTAKAEITAとして、2015年11月に結成3周年を記念して初のワンマンライブが予定されていた。

しかし、同年10月17日にTAKAEさんの他界がEITA さんより報じられ、そのワンマンライブは永遠に不可能なものとなった。

以降、EITAさんはTAKAEさんの意志を継ぎ、Gt.&Vo.ソロアーティストEITA(+TAKAEITA)として活動を続けてきたのだ。
(EITA Twitterより)

この機会を逃すわけにはいかない。
EITAさんのライブは激しくギターを弾きながら歌い、MCもこなさなければならず、とにかく休む間もない。だがEITAさんは全力でEITAソロ曲、TAKAEITA曲をたくさんやってくれるであろう。滅多に聴けないレア曲もあるだろうと期待も込めて、平日であったが駆けつけることにした。

到着すると既に開場後、なんとか間に合った。入場すると前物販に立つEITAさんの姿が。「間に合ったよー」 と声をかけた。

知り合いの好意もあり上手最前列を確保できた。この日は平日とあって出足遅めに続々と入場する状態だった。

ステージ前の上手の隅には祝花が飾られていた。本日は配信ライブも実施される。
定刻の19時、まずはオープニングアクトとしてEITA Acousticからだ。元々このオープニングアクトは当初は予定されていなかった。仕事で開演に間に合わないファンに配慮して、遅れてもせめてEITAバンドから間に合えばと急遽開催となったようだ。

ステージにはEITAさん一人が立つ。
アコギではなくピアノの弾き語りで、”Fairy Tale”。しっとりと聴かせてくれた。
続いて軽快なピアノインストで”彼女のゴミ箱”。ジャズ的な雰囲気のビアノソロだった。

最後は私も好きなバラード曲”I'm Home”。EITAさんが情感を込めてピアノを弾きながら歌う。いい曲だ。

短い時間だったが、こうしてEITAアコースティックは終了した。

さて、いよいよ本編となるEITA バンドだ。ドラム、ベースをサポートとした3ピースバンドだ。EITA さんは上手でエレキギターを抱えて歌う。

まずはヘヴィなリフの”Tsunagu”からスタートした。だがしかし、出足から同期トラブル。ドラムと合わない。戸惑いながらも歌うEITAさん。

フロアはおや?おかしいぞと思いながらも手を振るフリで盛り上げていた。

EITAさん、「こんばんわ!エイタです!」
ここでトラブル修正のために急遽ベースのつよぽんがMCを勤めることとなったが、急すぎて何をしゃべっていいかわからない様子。とにかく急場をつなぐ。

なんとかなったようだ。気を取り直して次の曲。激しいメタル曲”Sunshine”。私はこうしたEITAさんのインスト曲もお気に入りだ。ギターを弾く手元にすっかり見入っていた。

続いてはフロアとジャンプ!の練習。そして定番の”JUMP!!”。EITAさんもギタータッピングをしながらジャンプ!ジャンプ!実はこれはなかなか難しいEITAさんならではの技なのだ。

続く”スイッチ”。私は生のライブでは初めて聴いたかもしれない。

そして、これもかなり激しいインスト曲”Black Bery”。好きな曲だけに聴けて嬉しかった。

MCは手短に、曲はこれも好きな”Rolling Days”。EITAさんの逆手タッピング、さすがのタッピング姫だ。フロアも左右に手を振って応える。

更にノリのいいロックなインスト曲"Shadow of a Shade"。

EITAバンド初のワンマンライブが開催できて本当に嬉しいと。

続くスラッシャーなギターリフにEITAさんのデスボもあるという"Seize the Day"。このギャップが好きなところだ。
更に激しいリフからドラマティックな"Our Place"へと続く。

ここで、EITAベスト3のリリースと新曲の紹介。
その新曲からまずは"ショーケース"。私は今回初めて聴く。ロックな曲調にEITAさんの思いが詰まった歌詞。魅せるギターソロ。

そしてインストの新曲、こちらも初めて聴いた"Early Summer Rain"。好きな曲調だ。ワンマンとあって難曲なインスト曲をこれでもかと持ってくる。なかなかレアな機会だ。

ここでサポートメンバーの紹介。いつもとお馴染みの顔ぶれだが、ドラムは勇さん、ベースはつよぽん。それぞれから挨拶の言葉。

そして、EITAさんからサポートメンバーがいないことにはEITAバンドは成立しないとあらためて感謝の言葉が述べられた。

さて、曲は今回がライブ初演奏となる"The Earth"。ミディアムテンポのロックバラードインスト曲といった感じだ。初演奏というレア曲を聴けてよかった。

ここからがEITAソロのインスト曲を挟みつつTAKAEITA曲のオンパレードだ。まずは"脳内裁判"。拳を上げて盛り上がるフロア。メタルな曲調のインスト曲"Moonlight Night"。

ライブの告知など。
こちらもメタルなインスト曲"Time is Now"と卓越したギターテクニックを魅せつける。
更に"オルタナティブ"で最高潮な盛り上がりとなった。

いよいよライブも終盤。
ライブでは定番となるインスト曲"Fireworks"。「ファイヤー!」の掛け声。
ラストは名曲"絶対零度"で締め括った。

盛大な拍手とともにEITAさん退場。手拍子とともにアンコールの声。
EITAさん、再登場。

あっ!忘れてた!とEITAさんはバックヤードに戻る。
ワンマン記念Tシャツを着て再度登場。笑

EITAさんからお礼の言葉。
曲は"鳳仙花"。フロアは再燃、タオルも回る。続くインスト曲"花嵐"。ギターインスト曲はすでにこの曲で10曲目だ。メロディアスでありながらテクニカル。素晴らしいギター演奏だった。

ここで終わりかと思いきやなんとダブルアンコール。
ラストはこのワンマンライブのタイトルにもなっている"New World"。EITAさんの渾身の歌声に、フロアも拳で呼応し大盛り上がりの内にライブは終演となった。

セットリスト(140分)
O.A. EITA Acoustic
01:Fairy Tale
02:彼女のゴミ箱(Piano Ver.)
03:I'm Home

EITA Band
01:Tsunagu
02:Sunshine
-MC-
03:JUMP!!
04:スイッチ
05:Black Bery
-MC-
06:Rolling Days
07:Shadow of a Shade
-MC-
08:Seize the Day
09:Our Place
-MC-
10:ショーケース
11:Early Summer Rain
-MC-
12:The Earth
13:脳内裁判
14:Moonlight Night
-MC-
15:Time is Now
16:オルタナティブ
-MC-
17:Fireworks
18:絶対零度

Encore1
19:鳳仙花
20:花嵐

Encore2
21:New World

参考:TAKAEITA名義曲
6,13,16,18,19,21
なんと21曲の熱演。O.A.を含めると24曲と過去にない曲数を演じてくれた。

EITAソロ曲、TAKAEITA曲、歌モノ、インストとふんだんに織り交ぜた、まさに過去の歴史を語るEITA(+TAKAEITA)ベストといったセトリだった。かなりのお得感ある納得のライブだった。

物販ではEITAさんに素晴らしいワンマンライブだったと伝えた。とてもうれしそうだった。

来場特典のCD 、EITA BEST3映像特典付きとチェキを購入。
とても満足なライブだった。またいつの日かワンマンライブを期待したい。

(EITA Twitterより)

■番外編
お仲間の皆さんと打ち上げに。
お腹もすいたので海鮮丼を食べた。
こちらも盛り沢山だった。