D_Driveライブ神奈川@厚木Thunder Snakeに行ってきましたー!
「Whiskey_Drive 2022 vol.1」
8月26日発売Marshall Recordsよりワールドメジャー2ndアルバム「Dynamotive」のリリース発表。
Yukiさんは今年の2022年中にリリースできればと以前ライブのMCの時に言っていたこともあったが実は話がここまで進んでいたわけだ。
この日は突然のリリース発表直後のライブである。この2ndアルバムに収録されている曲もきっと数多く演ってくれるであろう。
すでに、47都道府県ツアーファイナルを通じて、その新曲は私はすべて一度以上は聴いている。
アルバム収録にあたって細かいアレンジも変えてくるかもしれない。
様々な期待を持ちつつこの日のライブに参加することとなった。
灼熱の気温の中、18時開場。知り合いの配慮もあって最前ドセンという、ここ最近のThunder SnakeにおけるD_Driveライブの定位置に陣取った。
先行は対バンとなるWhiskey Dust。ファンの方に最前列はお譲りして10分遅れのライブ開始。恒例のシャッターが開くと今までコロナ禍による対策から設置されていたステージのアクリル板が撤去されていた。
この一枚があるかないかで感じるライブの臨場感は全く異なる。
何度か見ているバンドだが、見るたびに安定感が増しているように感じた。
妖艶に歌うAyaさん。アクリル版がないだけにステージの前面にまで出てくることもあった。
ギターのERIKAさんのエディを彷彿させるギターソロと存分に力量を発揮。
やはり、アクリル板がないと音がより一層ダイレクトに伝わる。
60分のステージ。ファンに限らずとも評判は上々だったようだ。
続いてトリを飾るのはD_Drive。最前列に戻り20時にシャッターが開く。SEに乗せてメンバー入場。
最初に登場するChiikoさんは壁のパントマイムを実演し、アクリル版はないよということをアピールしていた。笑
Yukiさん特有のギタートーン、Chiikoさんの激しいドラムから始まる"Begin Again"からスタート。
再スタートの意味も込めてまさに今にマッチした感じだ。
続く、"Thumbs Up"でいいねのサインがフロアから挙がる。
更に、Yukiさんのカッティングギターが特長的な"Wings"へと続く。
3曲とも2nd収録曲だ。
Yukiさん、「こんばんわー!D_Driveでーす!」
前述の2ndアルバムリリースに関する告知。
Seijiさんよりこれも2nd収録の"Red Light,Green Light"の説明。
NetfliX独占配信のドラマで話題の「イカゲーム」。この中の"だるまさんがころんだ"をモチーフにした曲であることは以前にも聞いた。
私はタイトル名こそは知っていても「イカゲーム」自体は見たことがなかったのだが、実はこれを機会に見始めている。
3話程度であるが人の本能、本心、心情を表現したこれがえげつない内容だ。
その"だるまさんがころんだ"は1話で出でくるわけだが、誰もが幼少の頃、経験したであろうあの遊びである。
ただ、止まるべきところで動いてしまうと射殺されるゲームなのだ。
Seijiさんも曲の冒頭同じように、フリーズしてほしいと。
箱にお願いしてそのシーンではフロアにサーチライト照らすので動くと射殺されますよと。笑
見たことない人にとってはピンとこない状況だが、私はドラマに感情移入して半ば真剣にやってみた。笑
メンバーは最前列ドセンからこのリアクションに嬉しかったはずだ。
というのもライブに来る人は「イカゲーム」を見たことも無い人が大半な上、フリーズと言ってもどうリアクションしていいかわからないまま終わってしまう状況だったからだ。
新曲はライブ会場でファンとともに育てる。そういった典型的な曲なのかもしれない。笑
曲はキャッチーかつヘヴィでお気に入りの曲だ。
特に曲中、壮絶に叩き込むChiikoさんのドラムも好きなところだ。
続く、定番曲の"M16"。前に出てくるYukiさんの前でヘドバン、折りたたみといつも以上に盛り上がっていた。
最後のYukiさんのターンも決まる。
更にDriving Rockの叙情歌とも言える"U_Me"へと続く。
ここで、YukiさんはDropDチューニングの為にフライングVに持ち替える。
この間、Seijiさんより昭和の古き良き街をテーマにした新曲"I Remember the Town"の説明。
あの昭和の街並みや雰囲気が大好きだと。
私も思いっきり昭和を生きてきた世代だ。笑
個人的には振り返れば好景気に支えられた熱い時代であったように思える。
Yukiさんは昭和生まれであっても昭和の思い出はほぼないと言っていた。
この曲は、Seijiさんのモノラルラジカセの音を再現したリフから始まる。
レーベルのMarshall Recordsもどこか懐かしい部分が気に入って先行シングル曲に選んだのかもしれない。あくまでも推測であるが。
次いてはYukiさん作曲による新曲"Get Away"。塞ぎ込んだ世の中に元気を出してほしいと一撃を食らわす曲だ。
最近のYukiさんが書く曲は、前半の"Begin Again"、"Wings"を含め、これまでのD_Driveのドストライクな直球勝負というよりもあえて的を外してバリエーションの幅を広げてきている意図も感じる。
1stの「Maximam Inpact」が名刺代わりとするならば2ndはいままでの延長線上というわけにもいかない。
新しさを追求したDriving Rockとは?そういったYukiさんの自問自答から生まれた曲達なのかもしれない。
ラストは従来曲の"GEKIRIN"で締めくくった。
盛大な拍手に見送られメンバー退場。そしてシャッターも降りてくる。あれ?終わり?
とも思ったが求める手拍子により再びシャッターが開き、メンバー再登場。
Chiikoさんより物販の紹介。
アンコールは定番の"Screw Driver"。
フロアもジャンプ!ジャンプ!で盛り上がる。Chiokoさんのスティックを回しながら激しいドラム、これにToshi君のよりグルーヴ感が増したベースが乗り、鉄壁のリズム隊を形成。
ワウ・ペダルを踏み特有のギタートーンと超絶な速弾きで魅せるSeijiさんとYukiさん。
こうして大盛り上がりのうちにライブは終了した。
01:Begin Again
02:Thumbs Up
03:Wings
-MC-
04:Red Light,Green Light
05:M16
06:U_Me
-MC-
07:I Remember the Town
08:Get Away
09:GEKIRIN
Encore
10:Screw Driver
上記の内1.2.3.4.6.7.8の7曲が2ndアルバム「Dynamotive」収録曲。
今回は7弦ギターの曲を除いてはほぼすべて演奏してくれたセトリだった。
言ってみれば未発売ながらレコ初ライブであるかのような内容でとても楽しめた。
これから各地でこうしたライブを通じてリリースの期待感を盛り上げてくれることだろう。
さて、物販では"I Remember the Town"のリリースを記念して本日から販売開始のカセットテープ型アクリルキーホルダーとステッカーのセットを購入。
束の間のジェネレーションギャップだった。笑
■番外編