伊藤正則 遺言オンライン配信トークショーを観てみましたー!
「伊藤政則遺言オンライン6」
オンラインスペシャルは今回で6回目となる。
都合により配信をアーカイブで視聴することとした。
画面に2人が映し出される。
今回も無観客配信のようだ。
世間ではそろそろ有観客になりつつある。
今年の秋から来年にかけて、大物アーティストが続々と来日することになると思うと。
ただ、洋楽の大物アーティストを金土日に見ることはほぼできなくなる。
邦楽が押さえていて会場がまず取れない。
キッス、アイアン・メイデンの来日発表も近々あるのかも知れない。(ないのかもしれない。)
デフ・レパードとモトリー・クルーのカップリングツアーが海外で始まったが、日本で開催されることはないと思う。
チケット代は安くても3万円程度でないと、2バンドの高額なギャラの兼ね合いからプロモーターは採算が取れない。
そういったことからも日本についてはカップリングではなく別々で来日と考えた方が現実味がある。
ファンも必ずしも両方を見たいとも限らないので日本ではなじまない。
昨今の円安はチケット代に跳ね返る。今後は8,000円の大物海外アーティストのチケット代はありえない。
間違いなく普通席でも1万円以上になる。
アメリカではホワイトスネイクとスコーピオンズがカップリングツアーを行っているが、常にスコーピオンズがヘッドライナーでホワイトスネイクが前座扱いになっている。
ダブルヘッドライナーという言葉に惑わされてはいけない。以前にボンジョビとヴァン・ヘイレンがカップリングをおこなった時もヴァン・ヘイレンが明らかに前座扱いだった。
コロナ以降、便利なものは使う風潮となったが果たしてしこれでいいのか。
オジー・オズボーンはもうじきアルバムの発表があると思うが、あのオジーがZOOMインタビューできるのか。
コロナ禍をきっかけにやむを得ずほぼZOOMインタビューに移行された今、元の対面インタビューに戻る気がしない。
聞きづらいことも対面なら探りながらこっそり聞いてみるということもあった。事務的な温かみもないオンラインZOOMインタビューがこれからも主流となるだろう。
コロナ禍が会わなくても構わないという、いい口実を与えてしまった。
そういったこともあって、最近ではとくダネ情報が漏れてくることもなくなった。
話は変わってBURRN!は10月5日号まで表紙は決まっているらしい。
コロナ禍の影響もあってLPレコードの工場の生産が追いつかず順番待ちの状態らしい。
とすると、とっくに楽曲は仕上がっていても、CDと同時にLPも出すところは内部で延期のままとなっている可能性も高い。
デフ・レパードはメンバーが一同に介さずにデータの受け渡しでアルバムを作り、それが遜色ない出来栄えなのはとても今時の事例である。
ジョン・サイクスとホワイトスネイクとの確執の話。生々しい話もあった。(あえて詳細は控えさせてもらう。)
言えることはとにかく仲が悪いということだ。
音楽ビジネスに長けているミュージシャンはいかに自身の楽曲を著作権上、手元において置けるかどうかだと。
ホワイトスネイクのデヴィッド・カバディールはアメリカに渡りヒットする前に旧アルバムの権利を買い取った。
これが後に功を奏することとなる。
オジー・オズボーンはアルバムに参加するミュージシャンの権利は相当の対価で買い取っている。よって印税はオジーとマネージャーである妻のシャロンに入る仕組みになっている。
ロニー・ジェイムス・ディオは、妻のウィンディに吹聴されて、不当に印税を搾取されたことを理由にリッチー・ブラックモアと不仲になりレインボーをやめることとなった。
ただ、自らのバンドであるディオ結成後、ロニーは他のメンバーに同じことをやって、ヴィヴィアン・キャンベルが脱退することとなった。
リッチーが印税をすべて持っていったかのようにロニーは思っていたが実は持っていったのはマネージャーのブルース・ペインだった。リッチーも被害者だったのだ。実に興味深い話だった。
かのディープ・パープルでさえもらうべきものをもらっていなかった。最近訴訟にもなっている。
マイケル・シェンカーも搾取され続けた歴史があり、自らマネージメントするようになってこんなにもらえるものだと自覚するようになった。
アイアン・メイデンのブルース・ディッキンソン、ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードが脱退、再加入した90年代当時のごたごたした話もとても興味深かった。
その他にも様々な話もあったが、そうこうしているうちにお時間に。
90分のトークショーは終了となった。
次は8月に有観客のみ、配信なしで3年ぶりに大阪で開催されるようだ。私にとっては残念ではあるが、逆に配信を気にすることなく、よりディープな話題となるのかもしれない。