2021年11月7日 TSPライブ東京 | ミツのロックなライブレポート

ミツのロックなライブレポート

1980年代のHR/HMファンです。ライブハウスにも出没しています。
あくまでも個人的な感想をライブレポートしています。基本的にネタバレですので自己の責任においてご覧下さい。

TSPライブ東京@恵比寿Club aimに行ってきましたー!


「HINA祭り!!」


久々のTSPのライブ。なんと2年4ヶ月ぶりだ。今回は、TSPの前身バンドとも言える、Crazy Quarter Mileとのツーマン。
ドラムのHINAさんと、ギターのShuさんは2バンドで出演となかなか大変そうだ。

私はCrazy Quarter Mileについてはほとんど知らなかったが、予約特典で3曲の音源データを事前にゲット。こんな感じなんだと予習もバッチリ。

そして更に10月30日が誕生日だったHINAさんの生誕祭だ。とても楽しみでいた。

会場に到着すると既に常連組の列。久々の再会だ。
この会場は初めてだったが、入場するとびっくりするぐらい狭い。床に印がつけられていて、間隔は保持されている。
Sold Outであるので後方まで満杯だ。

時刻は17:00過ぎ幕が開き、センターにはHINAオリジナルツーバスドラムセットが鎮座する。久々にこれを叩くHINAさんを今から観れるのだと思うと心も踊る。

軽快なリズムのSEが流れ順にメンバー入場。Shuさんの重々しいリフと爆音。
"Dust! dust! dust!"からスタート。凄まじいドラムを叩きつつボーカルをとるHINAさん。気合い入ってる。とても嬉しい。

yazzさんの歌は生では初めて聴く。Cloudnineからの盟友だ。
そして、あのSE、えっ、まさかのTSPの曲、"BREAK MYSELF"。ここで演ってしまっていいのか。笑
Shuさんのギュイーンなギターソロ。とても楽しそうだ。

更におっ!初期ラウドネスより"ROCK SHOCK"。この曲のカバーは初めて聴いたがカッコよかった。合間のソロ回しでは、サポートのSHUさんのベースはエグかった。ギターの方のShuさんのソロもかなりがんばっていた。

十数年ぶりのCrazy Quarter Mileのライブとのこと。HINAさんの誕生日ということで、ケーキの箱が渡される。何かおかしいぞ。HINAさんも薄々気付いているようだが、一応ノッてみる。開けるとTSPの旧譜CDが2枚。売れなくて困っているとShuさん。笑

HINAさん、「持ってるからーー!」笑

Shuさんより、声出すの遠慮してるのはわかるけど、笑うぐらいは声に出てもいいと思う。オレのトークがウケてるのかわからないからと。笑

Yazzさん、「完全にスベってるだろう!」笑

さてさて、次はTSPより"業"。Shuさん、ワイヤレスの調子が悪く出だしからやり直し。笑
Yazzさんの歌声は渋くてカッコよかった。

Crazy Quarter Mileの曲だけだと、少なくて持たないのでカバーもやりつつのようだ。なので正確に言うとここではTSPのカバーということになる。メンバーはそうは変わらないのであるが…。笑

続く"Trample Me Down"。なかなかのラウド感。YazzさんとHINAさんの掛け合う歌もよかった。

12月にD_DriveのSeijiさんから対バンライブ誘われたけどCQM(Crazy Quarter Mile)空いてる?とShuさん突然に。

後でHINAさんが言うにはネタではなくここで初めて聞いたようだ。笑
盟友からの頼みであればなんとか応えたいというShuさんの気持ち。

それにしてもこんなことまでMCのネタにしてしまうという。笑

さて、ライブも終盤。SHUさんのベースがうなる。サポートとは言えSHUさんのベースは凄かった。Shuさんのギターとの掛け合い。

曲は"Ride On!"。ラウドでカッコいい。YazzさんとHINAさんが掛け合うボーカルもいい。CQMの中でもお気に入りの曲だ。

続くミディアムテンポな"OUT IT LOUD"。
そしてラストはCloudnineより"SCARY LINE"で締めくくった。

初めてライブで聴く曲も多く、新鮮で充分楽しめた。ただ原形はラウド感満載のTSPであることには変わりはない。

続いては、いよいよTSPだ。いつものSEに合わせてメンバー入場。Kさんのボーカルは今回初めてなので楽しみだ。

まずは"MAD CLUSTER!"からいきなりぶちかます。HINAさんの叫びによりテンポいいドラミングから始まり、Shuさんの強烈に重いリフ。youさんのベースもべきべきだ。元祖TSPのKさんの歌もカッコいい!

初めて見るいわば初期のTSPとも言えるメンバー構成。そして最後のHINAさんが歌うシーンでは、この久々の感覚に胸が熱くなった。

続くこの当時の代表曲でもある"ASH&RAIN"。HINAキックも飛び出す。まさにこれまでのうっぷんを晴らすかのように気合い充分だ。難しいリズムもこれでもかとドラムに叩きつける。
youさんと織り成すリズム隊は見所充分だ。

新しめの曲"CHAIN"。配信でしか見たことがなかったので生演奏は初めてだ。
この曲は体力の消耗戦だと以前HINAさんが言っていたほどに激しい。かなりよかった。

TSPとしては6ヶ月ぶりのライブ。Kさんライブ中にペットボトルの水をこぼしてしまい、ステージ床が水浸しに。スタッフによるしばし清掃タイム。笑

続いて曲は"ビーツ"。2年前までライブに行っていたときの定番曲。当時の記憶もよみがえる。そして、"FREEZE"で横首振りと大いに盛り上がった。

ひなっち誕生日おめでとう!ということでまたあのケーキの箱が渡される。中身はやはりあのCD。
HINAさん、「今日はこれなんですね。笑」
そしてHINAさんから感謝の言葉が述べられる。

Shuさん、「話が長いから座ろう。笑」
フロアが座って話を聞く。笑
要約すると、TSPはいい意味でバカだということらしい。笑

次は初披露の新曲、"ECLIPSE"。
重いリフにシャウト、ぶちのめすリズムのドラムとベース。ミディアムテンポで強弱のあるTSPがお得意とするラウドな曲だった。今後音源化が楽しみだ。

続く"Take me over,Breaking this border"。この曲は古くからあるがライブでは初めて聴いたかもしれない。ノリのいい曲だ。

HINAさんとKさんのツイキャス配信から始まったユニット桃。
Shuさん、「桃も12月空いてる?」
HINAさん、「桃はやめてー!笑」
ということでCrazy Quarter Mile with 桃として12月11日 西川口でのD_Driveとの対バンライブが決定した。笑

いよいよライブも終盤。これぞTSP!という曲で一気に畳み掛ける。
"the times"。フロア中にタオルが回る。私にとってもとても嬉しい瞬間だった。

"付和雷同"とモンキーダンス。Kさんが歌詞を忘れてしまい適当にごまかす。笑
ラストは"矛盾"。盆踊りで盛り上がる。HINAさんの最後の頭を振りながらの壮絶なドラムはこの日も絶品だった。一切の妥協がない。
ここで本編終了。

するとケーキが登場する。
ろうそくの火を消すHINAさんはとても嬉しそうだった。

と同時に予めファンから配られたクラッカーがフロアから盛大に鳴る。
(事前にファンの方から渡されたクラッカーとサイリウム)

アンコールは"Desperate Angel"。これも予めファンから配られたピンクのサイリウムでフロア中が埋めつくされ美しい光景に。このファンからのサプライズにHINAさんは本当に喜んでいたようだ。

こうしてライブは終了した。
感染対策ではあるものの、できる範囲で久々に盛り上がって楽しかった。
これぞ、ラウドロックバンドTSP!
そう思わせてくれたライブだった。

セットリスト(140分)
■Crazy Quarter Mile Live (50分)
01:Dust! dust! dust!
02:BREAK MYSELF
03:ROCK SHOCK
-MC-
04:業
05:Trample Me Down
-MC-
06:Ride On!
07:OUT IT LOUD
08:SCARY LINE

■TSP Live (70分)
01:MAD CLUSTER!
02:ASH&RAIN
03:CHAIN
-MC-
04:ビーツ
05:FREEZE
-MC-
06:ECLIPSE (New!)
07:Take me over,Breaking this border
-MC-
08:the times
09:付和雷同
10:矛盾

Encore
11:Desperate Angel

さて、物販ではメンバーには2年半ぶりと伝えた。そしてHINAさんにお誕生日おめでとうと伝えられてよかった。
Crazy Quarter MileのCDと、TSPライブ映像2012年のものを持っていなかったので購入。メンバーにサインも頂いた。
好きなメンバーと撮れるチェキはフロアが手狭だったからか、ステージ上で行うという。嬉しい限りだ。

HINAさんとのチェキ。リクエストするとドラム台に座らせてくれた。男性でもおっ、と思うほどに椅子の高さはかなり高い。ここからあのパワフルなドラム音が放たれているかと思うととても貴重な経験だった。
名物ガチャガチャの景品はこちら
やむなく沈黙を保ってきたTSPもいよいよ始動だ。
(TSP HINA Twitterより)

■番外編
本日のラーメン紀行は恵比寿にある「人類みな麺類」一度行ってみたかった店だ。数人並んでいた。
チャーシューがかなりのインパクトだがやさしい味だった。