2021年10月16日 HAGANEワンマンライブ東京 | ミツのロックなライブレポート

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1980年代のHR/HMファンです。ライブハウスにも出没しています。
あくまでも個人的な感想をライブレポートしています。基本的にネタバレですので自己の責任においてご覧下さい。

HAGANEワンマンライブ@赤羽ReNY alphaに行ってきましたー!

「HAGANE ONEMANLIVE 第三章 『月詠の時』」



ほとんど予備知識もないままに初見で今回ワンマンライブに参戦。私にとっては珍しいことだ。

行ってみようと思ったきっかけは以前、HAGANEのGt.よしださくら(Sakura)さんが、ギター動画をアップしていて、その卓越したテクニックはスゴいと思っていたし、超絶なフルピッキングは一度は観ておくべきだと思ってはいた。

そして、バンドとしても徐々に評判が上がってきたことはSNSでも感じていた。

コロナ禍もいよいよ終息に思えるこの時期にワンマンライブを開催。会場も不便なく行ける距離。こうしてよし観て見ようと思ったわけだ。

MVを数曲観たものの、それだけで基本的に曲もバンドスタイル、メンバーさえもよくわかっていない。逆に素のままに新鮮な気持ちでいた。

チケットは30人限定の前方指定且つ終演後にメンバーと撮影会があるS席と、通常のA席の2種類。私は既にS席がSoldOutであったし初見なのでA席に。後から申し込んだので整番はよくもなかった。

予定の17:15に開場。ここの会場は初めてだ。順に入場すると既にかなりの人だかりで、こうした雰囲気のスタンディングライブは数年ぶりだ。どうやらSoldOutとなったらしい。

左右の大きな柱が邪魔なフロアだが、音もじっくり聴きたいと思い、無理せずセンター10列目ぐらいに陣取った。前方が一段低く雛壇になっているので見やすそうだ。

さて、開演を待つ中、会場は密着するほどではないが、パンパンの状態。思っていた以上の人気ぶりを実感した。

5分遅れの18:05頃、幕の背後から彼女達の掛け声が聞こえる。いよいよだ。
SEが鳴り幕が開く。メンバーが順に入場。手拍子でフロアは迎える。

激しいリフとハイトーンのシャウトからそのライブはスタートした。
Uyuさん、「We are HAGANE! Are you ready?」
合間にSakuraさんのギターソロ。Gary Mooreとは渋い。ギターテクニックはかなりのものだ。フライングVを脚に挟んで弾く姿もカッコいい。

さらに楽器隊のソロ回しとメンバー紹介を挟み、5曲を演奏。
えっ?もう終わり?と思ったがどうやら小休止のようだ。

感染対策として換気タイムなのであろうと、そう理解した。

約20分ほどの休憩時間の後、SEが鳴りメンバーが入場し再び開演。フロントメンバーは背を向けたまま、演奏開始。

MCでは12/18 2ndシングルリリース、翌年1/29のライブ決定、1stアルバムのリリースも予定されていると告知。
その後、立て続けに4曲演奏。そして、Sakuraさんがメインフレーズを弾くバンドソロもあった。

"Soul Beats"という曲では声が出せない代わりに予めスマホに録音していた「ビーツ!」の掛け声を再生してほしいと、その練習。笑
こういうことのようだ。

こうして後半のライブが終了。拍手から手拍子が会場に鳴り響く。

メンバーはグッズのTシャツを着て再登場。物販の紹介。激ロックとのコラボグッズもあるようだ。
そしてアンコールでは2曲を演奏し終演。

メンバー揃って「ありがとうございましたー!」
(HAGANE Twitterより)

チョキとチョキを重ねるHAGANEポーズもやってみた。(笑)

セットリスト(110分)
第1部(35分)
01:BRAVE
02:To Cover
03:Frying Circus
04:Sin-罪-
05:Labradorite

第2部(40分)
06:Super Villan
-MC-
07:Gun Rock
08:Black Cult
09:Memories
10:Connect
-MC-
11:Soul Beats

アンコール(15分)
-MC-
12:Go Go kart
13:Wintry Sky



(HAGANE Twitterより)

背後の画面にMVを映し出したりと手狭まなライブハウスの中での凝った演出は好感が持てた。

曲調はメタルのようでメタルではない。至ってメロディアスだ。そうした中でVo.Uyuさんの歌はとても聴きやすく、よく声も出ていたと思う。ハイトーンボイスもブレがなくよかったと思う。
しっかりと歌で説得力を持つ。特にバラードには聴き入っていた。

それが間奏になると一転。メタル調にGt.Sakuraさんが弾きまくる。といってもギター動画のようにフルピッキングばかりの音数が多いソロを弾くわけではない。フレーズは至ってクラシカルだ。フライングVを弾く姿はまさにMichael Schenkerさながらに思えた。

Gt.MaytoさんはSakuraさんを支えるサイドギターのポジションかと思いきや、そうではなくSakuraさんに対峙するかのようにテクニカルなソロを弾く。

そして、Sakuraさんと、Maytoさんのツインギターのハモりは圧巻だった。何度も2人のギタリストが上手、下手を入れ代わるステージングも配慮されていたと思う。

Ba.Sayakaさんは不動のベーシストと言うばかりにほぼ定位置。5弦ベースを指弾きで弾いていたが、ピッキングよりもアタックが弱くなるのも吹き飛ばすぐらいラウドな音を奏でていた。

そして、着目したのがDs.Kanakoさん。後半では特に見入っていた。ブルーに輝くオリジナルツーバスを巧みに操り、歌を口ずさみながら楽しそうに叩く。小柄な身体から叩き出す正確且つパワフルなドラミングに釘付けだった。
(Kanako Twitterより)

全般を通して期待以上のライブだった。
物販ではCDとリストバンドを購入。来場特典のCDもゲット!

そしてライブ翌日には新アーシャも公開された。
(HAGANE Twitterより)

新グッズの通販も開始


彼女達は皆かわいらしいのは確かだが、見た目だけのアイドルハンドではない。HAGANEは本格派ライブバンドだった。これからの活躍に期待だ。
(HAGANE Twitterより)


■番外編
この日の赤羽は昼間から飲み客で大盛況だった。ということで私も少しばかり魚介類をたしなむことに。



いよいよ長きにわたる緊急事態宣言、時短営業も終焉に向かっている雰囲気を肌で感じていた。