ASTERISMライブ@心斎橋BEYONDを配信で観てみましたー!
「ROCKorDIE」
あまりにも急だった。
しかもゲストボーカルは大山まきさん。
私は2019年8月17日大阪以来で約2年ぶりとなる。この時もASTERISMと大山まきさんとのツーマンライブでセッションも非常に盛り上がったことを記憶している。
いつの間にかASTERISMはアミューズ所属になっていた。
ASTERISMとしてもかなり久々のライブではなかろうか。コロナ禍の中で沈黙を守り制作に費やし2020年12月9日、EP「GUERNICA」を配信のみでリリース。
無事に高校も卒業したようだ。
おそらくこのEPからも演奏されるであろうと期待し、大阪、平日ということもあって配信で後日じっくり見させてもらうこととした。
この日はAstraeaとのツーマン。Astraeaは初見であったが卓越した演奏を楽しまさせてもらった。そして、ASTERISMはトリ。
そして幕が開く。
ハルカちゃん、「皆さん、こんにちわASTERISMです。よろしくお願いします!」
そして、センターお立ち台に立つ。
曲はライブでは定番の"Light in the Darkness"からスタート。
ベースのミユ君は元々長身だったが、ハルカちゃんは背が伸びたのだろうか。ひとまわり大きく見えた。
ミユ君のスラップとハルカちゃんの速弾きと随所にそのテクニックを披露した。
ハルカちゃん、「こんばんわー!ASTERISMです。」
続いてはライブ初披露の曲であると。「GUERNICA」より"Faced/Burned"、そして"Gunfire" 。
これまでのスピードメタルインスト曲を「陽」とするならば、これらはそれとは異なる「陰」の曲とも言えよう。自らの世界観を広げるために、きっちり曲作りされているが、ASTERISMならではのヘヴィなサウンドとテクニカルさは何ら変わっていない。
起承転結とも言える「Dream Theater」のプログレ的要素をふんだんに取り込んだ新境地といった印象だ。
"Faced/Burned"終わりの曲間ではミオ君が渾身のドラムソロで魅せてくれた。
続いても「GUERNICA」より2曲。
まずは"Church"。ASTERISMとしては珍しく静かに始まる曲だ。メタルで押してくる曲だけでなく、こうしたフュージョンの要素も盛り込んだ引きの曲もできるようになったのだなと、あらためて感心した。
ミユ君はここから再び7弦ベースに持ち替える。
"000"。これもジャズ的要素もあるさわやかな曲だ。パワーだけでない懐の深さを感じる。手元をみるとどうやら同期を使っているようだ。
新譜の告知。現配信のみのEP「GUERNICA」6曲に4曲を加えて「GUERNICA+a」として9月15日流通するCDとして発売予定。これには未だ音源化されていない本日の演奏曲、"THEN&NOW"と"STARS"も追加される4曲の内に含まれ先行配信される。
更に9月24日福岡、9月27日東京下北沢でASTERISM初となるワンマンライブ開催決定。
次が最後の曲"BLAZE"。もはやASTERISMの代表曲と言ってもいいだろう。ライブでかなり盛り上がる定番曲だ。ミユ君はここで再び5弦ベースへ。
ハルカちゃんの速弾きのギターに、ミユ君はベースで弾くスイープで応酬する。特徴的なシーンだ。
こうして本編終了。スゴい迫力だった。
もちろんこれでは終わらない。本日のゲストボーカル、大山まきさん登場。Aldiousのライブサポートで忙しい中、よく出演を決めてくれたものだ。
やはり、まきさんとASTERISMの共演は冒頭紹介した通り約2年ぶり。先ほどリハをしたがめちゃめちゃパワーアップしていて驚いたと、まきさん。
ASTERISMは世界の期待の星だと。
曲はRage Against The Machineのカバーで"Guerrilla Radio"。まきさんはド迫力の声量で歌い上げる。いつもながらたいしたもんだ。
"SPEED"。キター!約2年前に大阪で目撃した伝説のあのセッションが再び甦る。
テンションが上がりっぱなしだった。ここでASTERISM、大山まき退出。終わりかと思っていたらそうではなかった。再び登場し、おまけの1曲ということでDeep Purpleのカバーで"Burn"。セッションとしては定番の曲だ。デビガバのようにソウルフルに歌うまきさん。
まきさん、「スペシャルな夜をありがとう!」
そしてライブは終演となった。
セットリスト(70分)
ASTERISM LIVE(45分)
01:Light in the Darkness
02:THEN&NOW
-MC-
03:Faced/Burned (New!)
04:Gunfire (New!)
-MC-
05:Church (New!)
06:000 (New!)
07:STARS
-MC-
08:BLAZE
大山まきSpecial Session(25分)
Encore1
-MC-
09:Guerrilla Radio (Rage Against The Machine Cover)
-MC-
10:SPEED (LOUDNESS Cover)
Encore2
11:Burn (Deep Purple Cover)
久々のASTERISMのライブは、懐かしさとともに、彼らの成長ぶりも発揮され充分に楽しめた。
まきさんのゲスト出演によってあの2年前を思い出し、まるで会場にいるかのような錯覚を覚えるぐらいに興奮した。
配信は最前列からほぼワンカメと、たまに後方からと2アングル。設備としては心もとない撮影だったと思われるが要所を押さえるべく頑張っていたと思う。ただ画面が切り替わる度に暗くなってしまうのは残念だった。
いよいよ、沈黙を撃ち破りいざ始動といった感じのASTERISM。これからの活動に期待するとともに、ライブ会場であのサウンドをまた体感できる日を楽しみにしていたい。