2021年7月10日 Rie a.k.a. Suzakuライブ東京 | ミツのロックなライブレポート

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1980年代のHR/HMファンです。ライブハウスにも出没しています。
あくまでも個人的な感想をライブレポートしています。基本的にネタバレですので自己の責任においてご覧下さい。

Rie a.k.a. Suzakuライブ東京@汐留Blue Moodに行ってきましたー!


「Rie a.k.a. Suzaku Instrumental Summit Vol.25 Ladies Night」



Rie a.k.a. Suzakuことりえさんのライブは昨年2月以来、なんと1年5ヶ月ぶりに参戦できることとなった。

コロナ禍により幾度とチャンスを失い、やむなく配信で見ることが続いていたわけだが、今回も逸してしまえばりえさんは今後本格的にアルバムの制作に入るとのことで秋までライブはない。

人数制限による有観客ライブで本日SoldOut。人数制限と言いつつも毎度SoldOutとなるのはやはり凄いことだ。
当然この日をとても楽しみにしていたわけだ。
通販で購入したWorld JourneyのTシャツをようやく着る機会となり気合いも入る。
会場となるBLUE MOODは配信ではいつも見てはいたものの訪れるのは初めて。
駅からは結構歩く。こんなところにあるのだなといった印象。
かなり暑くて既に汗だくだ。

やはりSold Outなだけあって続々と列が伸びていく。そして17:30開場。
ステージは決して高くなくライブバーといった感じだがとても洒落ている。
そして2列目上手寄りの席を確保。テーブルを挟んでの着座形式なのでここならよく見えそうだ。配信用のカメラも目の前で身構える。
ここは席についてから注文するシステムで、ワンオーダー制だ。メニューもかなりお洒落でアルコールも19時までならOKということで、ひとまずジンバックを注文。バー並みにかなりうまい。モスコミュールも注文してしまった。笑
食事をしている人も多く、ついそそられてしまう。

会場の両サイドには大画面のスクリーンがあり、親切にも配信映像が映し出されるようだ。
定刻の18:15。りえさんと本日のサポートメンバー入場。この日のメンバーは以下の通り。
Gt.Rie a.k.a. Suzaku
Ba.芹田ジュナ
Key.池尻喜子
Dr.佐藤奏

ジュナさんはアメリカからの一時帰国。2019年9月大阪以来に見る。
喜子さん、奏ちゃんは昨年の2月以来だ。
ただ、奏ちゃんは今や定番ドラマーとなっており配信ではお馴染み。

あのイントロからいつものように"Urban Highway"からスタート。
いつもは配信だっただけに特に奏ちゃんのドラムはやはり生音だとパワフルさを肌で感じる。
りえさんはこの日は珍しくもワンピースの衣装。
そしてギターは黒のランディV。最近は赤は使わないんだな。
続いて"Jangle Safari"。伸びやかなトーンについ顔で弾くりえさん。
りえさん、「こんばんわー、Rie a.k.a. Suzakuインストサミットご来場ありがとうございまーす!」
ここでメンバー紹介。個々の共演はもちろんあるが、実はこの組み合わせでのライブは初めてとのこと。

先ほどの"Jangle Safari"はアルバム「World Journey」でもジュナさんが演奏しているが、今日はジュナさんがレコーディングしている曲を中心に演っていきたいとのこと。ようやくオリジナルのベースが聴けますよと。

MCも手短かに続いてもジュナさんが弾いている"Top Runner"。あらためてジュナさんのベースの音は極太で心地よい。
喜子さんのキーボードソロを弾くスタイルもカッコよかった。
りえさんも調子が出てきたようでノリノリだ。
続いて定番の"Sunrise"。りえさん特有のアームとボリュームペダルを使った奏法で感情をギターに写し、悦に入って弾く。
そして、ジュナさんの重たいベキベキなスラップ。更に奏ちゃんの高速ドラミングと生ならではの見応えがあった。

ここで物販の紹介。と思ったがやっぱり後にするとりえさん。早々に次の曲。

"Wangan Street"。ここでライブならではの恒例のアドリブソロ回し。まずは奏ちゃんのドラム。叩き続けるオクトパス状態。前回見たときよりも更にパワーアップしていて凄い。続く喜子さんのキーボードソロ。顔で弾くといってもいいぐらい悦に入って気持ちよさそうだ。
続いてりえさんのギターソロ。速弾きで魅せまくる。
更にジュナさんのベースソロ。図太い音のスラップで応酬。女性にしてこの音が出せるのは凄い。
りえさんと向き合うジュナさん。
前半のラストは"Time Paradox 2020"。
りえさんのギターはいい音している。
最後は奏ちゃんのドラムソロで締めくくった。高校を卒業生したばかりとは思えないほどのプロフェッショナルな演奏だった。

ここで、ブレイクタイム。せっかくなのでフードメニューも注文。豊富なメニューからクリームパスタにしてみた。周りの方が何人か食べていたのでおいしそうに見えたから。
ライブハウスとは思えないかなりのクオリティで味もレストラン並みにとてもおいしかった。飲食は20時までということから、ここで精算を済ませるようだ。

さて、お腹も満たされたところで後半のライブへ。
まずは激しさ溢れる曲"Rudra"。りえさんのギターソロから喜子さんのキーボートへと、まさにバトルの様相で、奏ちゃんのドラムもなかなかの激しさ。
りえさんは後半のライブからラフな衣装にチェンジ。
MCでは次の曲もジュナさんのレコーディング曲、"Summer Carnival"を演りますと。しばしりえさんとジュナさんのサンバカーニバルの話題でのやりとり。ジュナさん、「ケツはよく出しますがカーニバルには出たことないです。」と。笑

そしてその"Summer Carnival"。軽快なサンバのリズム。
ここでのMCでは、次は初公開の新曲"Great Ocean Road"を演りますと。次作「World Journey Ⅱ」収録予定のオーストラリア編。世界一美しいとされる海岸線として実際にある地名。(メルボルンの人気観光地のようだ。)
本日からその曲のデモシングルが物販で販売されるとここで言いたかったが、先ほど既に完売してしまったので、やっぱりさっき言っておけばよかったーと後悔の弁。笑

そしてその"Great Ocean Road"。りえさんらしい爽やかな夏の曲。夏の間に演奏しておきたかったこともあっての選曲のようだ。

初お披露目ながらもライブアレンジでソロ回しも入れてくる。奏ちゃんの手数激しいドラムから、ジュナさんのベキベキのベース。更にさわやかな喜子さんのキーボードとりえさんの速弾きギターのバトルフィールド。さすがだった。今後ライブの定番になりそうだ。

更に"Heika-Sojo"と激しい曲へと続く。各パートが随所に融合する聴きご応えあるサウンドだった。

サポートメンバーそれぞれからライブ告知、物販の紹介。りえぞーが絡むと爆笑の渦と化す。笑

残すところあと2曲。
りえさん自身の寿命が縮むという久々のバラード"Towards the Horizon"
バラードはごまかしがきかない為、速い曲よりもとても気を使う曲。アームを巧みに使った伸びやかなトーンに顔で弾いてしまうりえぞー。とてもよかった。

そして、本編ラストは"Furinkazan"。奏ちゃんのドラムも凄かった。
ジュナさんのスラップもバキバキでいい音していた。
りえさんの凄まじいギターソロ。
りえさん、「ありがとうございましたー!」と退場する素振りを見せつつ、いつも通りそのままアンコール。この曲なくして終われない。"Across the Sky"。
奏ちゃんのドラムソロ。ここ一年でも随分と大人顔負けの成長を感じた。ジュナさんのベースソロ。男勝りのスラップベースはカッコよくて音もよかった。そして、喜子さんのキーボードとりえさんのギターとのバトル。まさに戦いだった。
それぞれのロングソロ回しによるいつもより長めの15分の熱演だった。

最後は撮影タイムで終演となった。

セットリスト(140分)
Live1(45分)
01:Urban Highway
02:Jangle Safari
-MC-
03:Top Runner
04:Sunrise
-MC-
05:Wangan Street
06:Time Paradox 2020

Break Time(20分)

Live2(75分)
07:Rudra
08:Summer Carnival
-MC-
09:Great Ocean Road (New!)
10:Heika-Sojo
-MC-
11:Towards the Horizon
12:Furinkazan

Encore
13:Across the Sky
(配信視聴者向けにセトリも公式からダウンロードできるという社長の気遣い。)
初めて来たここBLUE MOODは新しくとても心地いい空間だった。
配信の為にカメラは5台ほど用意されていたと思うが全て無人でコントロールされており、カメラを持ったスタッフがステージ前で邪魔になることもなく、その運営は素晴らしいと思った。

また、音も抜けがもよく、クリアで迫力あるサウンドを楽しむことができてとても満足のいくライブであった。
久々のりえさんの生音に触れ、当然ながら配信とは異なる音の体感ができて嬉しかった。りえさんのギターはもちろんのこと、支えるサポート陣の演奏もいつも通りとてもよかった。

さて、物販では本日初披露された、次のアルバム「World Journey Ⅱ」に収録予定の新曲"Great Ocean Road"デモ音源を購入。収録曲はもう一曲"Shambhala"も入っているが、こちらは次作の予定にはないそうだ。

この日から通販も予定されているようだが特典はクリアファイルとノート、ポストカードと豪勢な内容だ。

あと、通販で買いそびれていた前回5月5日のライブ映像DVDも購入。配信では見ていたものだが記念に。こちらの特典はポストカード。

新曲デモ音源とライブDVD。特典のポストカード。サインも頂いた。
特典のノートとクリアファイル。いつも社長は太っ腹だ。クリアファイルにもサインを頂いた。
ノートは1ページ目にりえさんからメッセージも頂けた。嬉しかった。
いつものセトリも社長から頂いた。
並べて見るとかなり凄い。
そして、ライブに来れなかった間に購入したCDや特典にもまとめてサインを頂いた。やさしいね。
社長もTシャツ着て来てくれて嬉しいと、りえさんも言葉も交わせてよかったと。そして配信ライブもいつも見てくれてありがとうと言ってくれた。
とても元気をもらえたライブだった。りえさん、社長いつもありがとう。久々に充実したRie a.k.a. Suzakuライブだった。




さて、Rie a.k.a. Suzakuの今後であるが、まず次作「World Journey Ⅱ」は当初の予定よりも延びて冬頃のリリースらしい。

その前に、8月4日に歌ものベスト「Best of Songs -Lonely Hero-」が発売される。
13曲の内、旧譜から9曲だが全曲リマスターされる。新曲は4曲でこの参加者が豪華だ。
・Vo.Anza(HEAD PHONES PRESIDENT)
・Vo.大山まき
・Ba.山下昌良(LOUDNESS)
・Ba.星野李奈(エルフリーデ)
・Dr.實成峻(BLINDMAN)
ライブ翌日の7月11日、トレーラーも公開された。私も早速予約した。

そして、発売日の前日8月3日にフラゲ。
特典はポストカードとステッカー。
聴いてみると新曲の"Lonely Hero"、"Beyond the Rainbow"は特に好きな曲調であった上に、その歌詞にもグッときてしまった。

今やフュージョンロックギタリストとしてインストが定着した感じもあるが、彼女の原点はあくまでもメタルである。
学生時代のあだ名はメタルさんだっただけに。笑




■番外編
この日のラーメン探訪は「長浜ラーメン 呑龍」へ。
特製ラーメンを注文。麺の固さはバリカタで。地元の味と遜色なくおいしかった。