2021年2月28日 Rie a.k.a. Suzaku配信ライブ東京 | ミツのロックなライブレポート

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1980年代のHR/HMファンです。ライブハウスにも出没しています。
あくまでも個人的な感想をライブレポートしています。基本的にネタバレですので自己の責任においてご覧下さい。

Rie a.k.a. Suzaku配信ライブ@汐留BLUE MOODを観てみましたー!

「Rie a.k.a. Suzaku Presents Legend of Messiah vol.28 Rie a.k.a. Suzaku有料配信ライブ」
Rie a.k.a. Suzakuニューアルバム「World Journey」発売後の2回目となるレコ発ライブとなる。

公表はしていないが、おそらく元々は有観客ライブの予定であったのであろうと察する。しかし、昨今の環境の中、やむを得ず配信ライブのみに切り替えた。そんな気がした。私もいつかこの新曲を生音で聴けることを心待ちにしている。

とは言え配信であれ聴ける機会があることはいいことだ。
さて、予定通り19:00。画面はステージへ。
飛行機が飛ぶSEから"World Journey"よりスタート!
いつも通りやや緊張の面持ちのりえさん。
曲は"Jungle Safari"へと続く。伸びやかなギタートーンで聴かせる。

りえさん、「Rie a.k.a. Suzakuレコ発第2段!無観客配信ライブが始まりましたー!皆様、ありがとうございます!」

ここでメンバー紹介。支える力強いいつものサポートの面々。
Dr.佐藤奏
Key.深井麻梨恵
Ba.星野李奈

高校生として最後のライブとなるスーパーJKドラマーの奏ちゃん。
李奈さんからメイクしてもらったという麻梨恵さん。
社長のリクエストで派手な衣装にしてみたという李奈さん。
続く"Wangan Street"。軽快な曲調から一転。ライブならではのアドリブソロ!Dr→Key→Gt→Baへと圧巻のソロ回しが展開された。
そして壮大なメロディの"Emerald Isle"。
悦に入って弾くりえさん。
気持ち的には今年2枚のアルバムを出したいとのこと。スゴい制作意欲だ!ただいま「World Journey Ⅱ」を制作中。やりやすい国から作ってしまったもので苦労していると。

奏ちゃんがベートーヴェン、バッハを生んだドイツのクラシックとかどうかとアイディアを出すも、そこはジャーマン・メタルでとバッサリとりえさん。笑
オーストラリアとかどうですか?と麻梨恵さんがアイディアを出すも、コアラとカンガルーしか思い浮かべねぇとりえさん。笑
続いては中国編となる"Heika Sojo"。激しさ溢れる好きな曲だ。

へヴィなりえさんのギターに、独特の旋律を奏でる麻梨恵さんのキーボード、バシバシ決まる奏ちゃんのドラム、グイグイくる李奈さんのベースととても迫力があった。
前半のラストは"Time Paradox 2020"。ここでもKey→Ba→Gtとソロを回す!
おぞましいほどの速弾き魅せるりえさん。めちゃめちゃよかった!
最後は奏ちゃんの華麗なスティックさばきのトラムソロで締めくくった。

ここで、15分間のブレイクタイム。
さて、ライブは後半戦へ。

最近ではあまり演らなくなったレア曲"Stardust"のイントロが流れオオッと思った。
りえさんは白の衣装にチェンジ。
するとワンコーラスで"Cyber Moon"へ。えっ!もしかしてメドレー?
油断してるとすぐさま"Southern Wind"。
やはりメドレーだと確信した。
定番曲"Kingdom of the Sun"へと連なり、りえさんもノリノリ。そしてライブ初公開"Odyssey"と「Best of Instruments」から5曲の軽快なメドレーだった。
なんとりえさん、初のメドレーを披露。
また、女性編成のインストを広めて行きたいと。
背後に飾られているギターはりえさんの黒のドクロが入った祖父の魂ランディV。
曲は重厚なリフの"Rudra"。ハードな好きな曲だ。りえさんもノリノリだ。ワーミーを使用した特徴的なギターソロ。
麻梨恵さんのキーボードソロも凄まじかった。李奈さんはエフェクトを使い特異な音色を奏でる。
りえさんのギターソロから始まるテクニカルな"Grand Circle"と続く。聴きどころ満載だ。
りえさんと李奈さんの世間話的に語るMC。このコンビも息が合ったものだ。
続いてはサンバなリズムの"Summer Carnival"。この曲でもDr→Key→Gt→Baとソロを回すライブ感!マルチ2画面も。
続くメタル色満載の定番曲"風林火山"。お気に入りの曲。
中盤に魅せる奏ちゃんの暴れ太鼓なドラム。これも好きなシーンだ。
李奈さんもスラップで応酬する。
りえさんのギターソロもなかなかの激しさ。
後半のライブから50分。どうやらここから一応アンコールという設定らしい。
あと2曲。しかしここからが長いのだ。

まずは定番曲"Urban Highway"。メドレーの一部と間違えないようにトリ前と珍しいセトリ配置。カッコいい曲だ。

今後のライブは調整中で4月以降やりたいと。また、GG3も企画中で我こそはという女性ギタリストはコンタクト下さいと。笑
りえさんとの共演はなかなか難航なようだ。

奏ちゃんから高校を卒業する感想を一言。3年生で環境が変わってしまって卒業の実感がないと。これからががんばり時なので、更にがんばりたいとプロミュージシャンとしての決意を明かす。(しっかりしてるなぁ。)
そしてラストはもちろん超ロングなソロ回しの"Across the Sky"。

まずは奏ちゃんの華麗なるドラムソロ!
続いて長い指から繰り出す李奈さんのスラップベースソロ!
麻梨恵さんはショルキーに持ち替え、りえさんのギターとまさに凄まじいバトル!
終盤のりえさんギターソロ!美しい音色を聴かせてくれた!
この曲だけで演奏時間は16分!りえさんにとっては標準的なのだ。

りえさん、「ありがとうございましたー!」

こうしてライブは終了した。

セットリスト
Live Part1(50分)
01:World Journey
02:Jungle Safari
-MC-
03:Wangan Street
04:Emerald Isle
-MC-
05:Heika Sojo
06:Time Paradox 2020

Break Time(15分)

Live Part2(80分)
07:Medley(Stardust~Cyber Moon~Southern Wind~Kingdom of the Sun~Odyssey)
-MC-
08:Rudra
09:Grand Circle
-MC-
10:Summer Carnival
11:Furinkazan-風林火山-
-MC-
12:Urban Highway
-MC-
13:Across the Sky
(無観客配信ではサイン入りセトリが即日アップされるという社長のやさしさ。)

いつもの冴え渡るりえさんのギターと凄腕のサポート陣に支えられ、クオリティの高いライブを堪能できた。インストでこれだけのソロ回しをこなすにはそれなりの技術がなければ魅了できない。

そして、配信の音もよく、映像や多面的カメラワークもライブを引き立てるものとなった。

状況が早く好転し有観客の環境でライブが楽しめることを切に願いたい。