なんと、気付けば既に1月も下旬ですね。
1ヶ月半、更新をサボってしまいましたが、手抜きしていたわけではございません。
さて、物流業界の周辺(関係すること)で凄まじく、急激に騒がしくなってきました。
『2024年問題』に対して、ようやく各団体が気付き始めて、動き出しようです。
正直、今から動いて間に合うのでしょうか?
というのが、率直な感想です。
更に、変更内容などは、どなたが考えたかわかりませんが、実態とはかけ離れた内容であり、現場を知らない方が机上の空論で作られたものと判断できる内容です。
まずは、改善基準告示(2024年4月より適用)の内容は、昨年私が商工会議所で発言させていただいた『厚労省』と『国交省』の矛盾点を解決して頂き、深謝しておりますが、『通称:430』の変更点に大変違和感を覚えております。
現行 → 連続運転 4時間以内に30分以上の休憩を取得する
改定後 → 4時間以内に30分以上の休憩を取得する
改定後は、『連続運転に限らず、荷扱い時間、待機時間などを含み、4時間に1回の休憩を取得する』となっています。
例えば、
例1)
① 1時間走行して倉庫に到着
② 倉庫の順番待ちなどで、2時間の『待機』
③ 荷扱い中に4時間に到達
この場合、荷扱いを中止して、30分の休憩を取得することになります。
例2)
① 順番待ちで4時間に到達
② 倉庫の順番待ちで、車両を動かす必要がある場合であっても、30分の休憩を取得
(前方車両が動いても、動かすことが出来ない。 また、運転者は、業務から完全離脱する必要がある為、ドライバーが車両から離れることを拒否できない為、車両を放置する必要がある)
この場合、順番待ちの車両の複数台が同じ状況となり、休憩中の為に車両が順次動くことや作業を開始することが出来なくなります。 結果的に、『拘束時間の増大』を招くことになると推測できます。
”改定”改善基準告示を、関係団体(トラック協会や日貨協連など)はどのように考えているのでしょうか?
国土交通省も現状をシッカリと把握する必要があると思いますが?
現状を把握しても、このような改定案を承認しているのであれば、直轄官庁としての機能をしていないと思います。
倉庫業界への”パレット使用推進”などを行なおうとしていますが、パレットの種類(材質:プラスチック、木製、紙製など)・サイズ(T11、A版、B版などの国内規格や船舶コンテナ用、航空コンテナ用などの国際規格)を理解しているのでしょうか?
パレットへの積み方は統一するのでしょうか?
統一した場合のシステム変更にかかる費用は?
小ロットが多く混在する場合は?
小口配送(店舗配送など)の場合は?
などなど、、、
上げたらキリがないほど課題が山積しています。
もう1年くらい早くから検討するなど出来なかったのでしょうか?
統計では
来春(2024年4月以降)・・・約19%の荷物が運べなくなる
2030年・・・約30%以上の荷物が運べなくなる
と言われています。
宅配最大手企業のサービスレベル変更が、”ひっそり”と昨年実施されました。
翌日午後配達エリア → 翌々日配達 へ変更
航空便利用への変更を急いでいるようですが、当然航空便利用になればコストが上がります。
環境への影響も大きくなりますが、矛盾した方改定の中でサービスを継続する為には、現段階として致し方なしということなのでしょう。
宅配業務は、ラストワンマイルの業務となりますが、SC(サプライチェーン)から見れば極一部の業務であっても、一般消費者が一番目にする”物流の一部”ですので、インパクトがあるのでしょう。
実際は、もっと深刻であり、運輸会社の囲い込み(買収を含む)も始まっているようです。
1年2ヶ月で『改善基準告示』の再改定などはありえないでしょうから、それに向けた準備を進めるしかありませんね。
以上、改定改善基準告示についての個人的な感想でした。