自分の愛する人は、
なぜこんなに、人生に取り込まれたり
愛に連れて行かれたりするのだろう?
どうして、引き裂かれるのだろう?
それは自分が招いていることなのか?
自分の愛する男、兄の、幼い時の自殺が、
彼女の行く道を濁流へ飲み込む。
しあわせに辿りつきたいのに。
この道をまっすぐ行くことが幸せなのか?
それとも、河を渡って右岸の人へ届くことが幸せなのか?
彼女の人生の右岸には、常にその人が居続ける。
最初から、川よりも深い底の地面で繋がっている二人だから、
改めて結ばれることがない。
だけど、そのことに気づかない二人。
それを気づかせるのが、2枚のはがき。
またね、と。
「右岸」よりも、こっちの方が好きかな。
少々の期待はずれ感は否めなかったけど。