常識はマニュアルなの。 | にゃんともワンダーランド

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猫ばっかの我が家の日常とオタクな話で進行していくと思います。猫好きさん、オタクな方はどうぞ。
ご指摘などは常識の範囲内でお願い致します。

はいよはいよはいよ!今回はネコバッカ王国自身の話と世間との動物への思い、そして常識の三本を組み込んでいきます(σ・∀・)σ

以前の記事でも書いた通りネコバッカ王国自身はGID(性同一性障害)であり、バイセクシャルである!且つ、婚姻を成して一人息子がいる!
(素でいきますよ)俺には長年の心友がいます。方や中学から方や高校からの。二人は元々俺が性別が不明瞭であることを知っていて尚友人、恋人は夫でいてくれました。それでもその友人に何処まで心の葛藤を話していいのか長年悩みました。大体もって俺は自分が男として生きることに自信がなかった。自身が女ではないと確信したのは3歳くらい。言えないような環境でそのまま育ちますます言えなくなり、常識通り一般的な立派な大人を生きることを期待する親に言えるはずもない。認めてはくれないだろうし、より女として扱い出すことは目に見えていた。男であることがいけないことのように思え、性別は宙ぶらりんのままここまで来てしまった。
確かにGIDなのに女の格好に抵抗がないことに違和感を感じる方はいらっしゃるかもしれない。けれどこれは俺が女装を楽しんでいるに過ぎないし、いつでも女装ではなく普段は非常にラフである。やっと男でいいことに気付いた。苦しみながら葛藤しながら壁にぶつかりながら気付いた。
それを伝えた友人二人はよかったじゃん!と言ってくれました。夫も同様でした。
確かにこれはごく一部の話であり、オフラインで早々誰にでも言える話ではなく、どちらかといえば避けていきたい。しかしながらセクシャルマイノリティーの大部分の人間は普段は体に合致した性を演じながら生活し生きている。それ故に避けたい。俺なんかでいえば、女性らしいと言われることにショックこそ受けてもほっとする部分もある。よしバレてない!俺はそれなりに上手く出来てる!もはや一仕事です。
手術しちゃえばいいと思う人もいるかもしれない。ホルモン剤打てばいいと思う人もいるかもしれない。けれどそれはとてもお金がかかることなんです。手術を受けましたはいおしまいとはいかない。ケアが必要で、ホルモン剤は打ち続けるもので。普通に一般的な働き方をしていたらいつまでも叶わない夢にもなり得る。一般的じゃない仕事をしてまで叶えたい人がいることを一般的な人々はそれなりに知ってるはずだ。
そして一般的な生活の中で手術を受ければ明日からの生活に支障が出る可能性もある。親と絶縁する可能性もある。みんな戦っています。手術をする人、ホルモン剤を打つ人、施術をせずに隠して生きる人。どんな形でも生きるのは戦うことだと身近に感じている。



セクシャルマイノリティーに限らずマイノリティーはごく一部であると思っているのは一般的な方々です。確かに一部である俺は珍妙奇妙かもしれない。けれど生きて笑って自分を謳歌していることは一般と何らかわりない。そして傷つき泣くことだって変わらない。常識は生産性に重きをおいているからこそ非生産的なものは非常識なのかもしれない。けれど、常識はマニュアルでしかないことを知っていただきたい。常識は守ることは当たり前であり、誰しもに良心を持っていただきたいと俺だって思う。けれどマニュアルでは対処することが不可能なものもあると、知っていていただきたいのです。

マイノリティー。これは俺が資格取得の際、講習会でも先生から聞いた言葉でした。ここにいるみんなは動物が当たり前に好きでしょうが、ここを一歩出たらそうはいかない。嫌いな人も苦手な人もいる、可愛いところだけが好きという人もいる。私達はマイノリティーである、というお話でした。事実動物に嫌悪感を抱く人もいます。糞尿被害など理由は様々ですが、自分が好きだから周りも好きとは限らんのです。それ故に「何でこーんな可愛いのに理解されないのかしら?」と思う方もいらっしゃるでしょうが、動物を飼養しているすべての人々が彼らの生理に合わせての飼養が出来ていなかったりマナーが守れていないことが原因となっていることがあります。例えばマナーなんかで言えば、散歩の糞の持ち帰りや排尿後の処置、避妊去勢を行わない、室外飼育による逸走による弊害など様々ですがこれらを管理できないことにより近隣の方へのご迷惑や苦手意識を高めることになります。
周りがどう言おうと関係ないし、と思っているヒト側に不利はないかもしれませんがそこで火の粉を浴びるのは動物側です。
マナーを守ることができるのはヒトです。そしてそれを含め飼養です。彼らが自分にできないことを補い、愛情を注ぐ。とても大切なことなんです。
正しい飼養の知識を身につけ気を配ると言うことは貴方のそして周りに生きる動物達への一種の保護です。動物を飼いながらもこれから飼う方も知識を身につけてから覚悟しましょう。