七ヶ浜VCでの初司会 - 話したこと - | 〜 シゲさんの「疾風勁草」ログ 〜

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2014.6.1~ReNew!

〜Photologue〜

写真一枚からの日常ログを書き綴っていきます。

それと、、、(不定期になりますが)
東日本大震災から丸三年が過ぎた今、自身で経験したボランティア活動を一枚の写真から振り返っていきたいと思います。

~ シゲさんの「疾風勁草」ログ ~

アジサイがキレイに色づき始めました。


やっぱり自分はこのオーソドックスな青色が好きです。


梅雨、台風など、人間としては嫌な季節の到来ですが、アジサイなどの花木はこの季節にぐんぐん元気になります。


この雨の季節、、、
元気いっぱいに咲いた花たちを見て、雨のムシムシ感を乗り切りたいと思います。



   *   *   *



さて、先日からブログに書いている七ヶ浜でのボランティア記。


5月26日(土)は、ボラセンスタッフの方が出張で不在になるということで、急きょその司会の役を仰せつかりました。


まったく冗談かと思って流していましたが、どうやら本当の話の様相。


感謝の念も込めてお引き受けすることとしました。


ただ、その日は350名ものボランティアさんがくる日。


朝のマッチング会は、皆さんそれぞれの思いを持って参加します。

その皆さんに失礼があってはいけないな・・・という思いと、

キモチを共有できたらいいな・・・という思いで、

自分の今の思いをコトバとしてお伝えしようと思いました。


以下が当日お話させて頂いた内容です。


地震、津波の被害の現実はもっともっと厳しいものであるということは前提として理解しています。

その上での今の気持ちを述べさせて頂きました。


   *   *   *


震災から一年が過ぎ、
そして、去年の今頃を思いながら、、、

七ヶ浜の道を歩いてみたいという気持ちになりました。



私にとって、七ヶ浜町、菖蒲田海岸は仙台在住の頃、約20年前に来て以来の町です。
毎年夏には友人たちと海水浴を楽しんだ思い出の海です。

今回初めて多賀城市内に宿を取り、七ヶ浜ボラセンまで朝歩いて来ています。
約一時間の道のりです。


町では今ツツジが満
開で、民家の家の庭の畑には野菜が植えられ、その葉が青々と繁っています。


家の壁には津波の跡がまだ残ってあり、自分の背丈
以上に津波にやられた跡がみてとれます。


自然は時に厳し
く残酷ですが、今やさしくもあり、花や野菜は生活の一部に潤いをもたらしてくれているように見えます。


そして、何より、その自然
を受け入れて、耐えて、生活を一歩づつ前に戻しているヒト・人間がいます。


今回、その生活の場を歩き、その営み
の尊さ、強さを目にし、そしてその場の空気を肌と足下で感じたいと思い、歩いています。


今、田んぼの中
にはまだ生活の一部が沢山あります。
私たち人間が一つひとつこ
の自然の厳しさを克服していかなくてはならないという現実。


そして
今日、皆さんのそれぞれの思いを一つにして共に活動できたらと思います。

今日一日頑張って参りましょう!


   *   *  *



現実はもっと厳しいことは間違いないことです。



それはわかっていながら、、、自分なりの尊敬の念を込めて話させて頂きました。


お聴きいただいた皆さんに感謝です。



途中、巻きが入りまして(苦笑)、慌てて早口になりましたが、350名の熱い視線にさされ、緊張感満杯の時間を過ごしました。

とても得難い経験をさせて貰いました。

あらためて、七ヶ浜VCの皆さんの懐の深さに敬服です。


多謝。

~ シゲさんの「疾風勁草」ログ ~


 *   *  *


今週末、仕事で仙台に入ります。

仙台でのアジサイの咲き具合が気になります。

去年の初夏に見た、七ヶ浜多聞山のアジサイが、やたら見事に咲いていたことが今鮮明に思い出されます。


-END-