昨日は秩父宮で、ラグビー・トップリーグを観戦しました。
リーグ戦も残すところあと2戦。
で、この時期おもしろいのが、、、
実は「降格圏」争い。
下位2チームが自動で下部リーグに降格します。
今日はその降格争いをしている3チームのうち、2チームのカードが秩父宮で組まれました。
1試合目は、NTTコムシャイニングアークス VS ホンダヒート。
ホンダヒートが降格圏にいます。
開始から縦に突進するホンダ。
「崖っぷち」のホンダに対して、「受け身」のNTTコム。
ホンダの突進は最後まで続き、ガス欠せずのエンジン全開の勝利でした。
2試合目は、NTTドコモレッドハリケーンズ VS NECグルーンロケッツ。
NTTドコモが降格圏にいます。
4位のNECに対して、元NEC出身のNo8箕内が炎の連続タックル。
前半を5点差で折り返すと、後半、さらに魂の入ったプレーでNECを逆転。
大金星です!!!
ドコモサポーターも大満足でした。
帰り際、
一緒に観戦した方と”今日の試合、泣けましたねぇ”と話していたら、、、
となりの女性が歩きながらホントに泣いてた。
”今日負けたら、もうダメだと思ってた”って。
息吹き返しましたね。 よかった。よかった。
* * *
「崖っぷち」の強さ。
今日の勝った2チームは、最後まで、自分たちのタックルと前への突進を続けていました。
しかも、”一人ひとり”が。
逆に、負けた2チームは、その気迫に押され、誰かが止めてくれるだろうという「人まかせ」のようにプレーをウオッチしていました。
それと、いつか流れが切れるだろうという慢心です。
辛口になりますが、自分たちが上位チームと戦う時のチャレンジャー精神を無くしていたようです。
優勝するチームは、この勝ち続けるための精神が一人ひとり出来ているのでしょう。
* * *
"One For All All For One"
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」
解説の元慶応大学ラグビー部監督の上田昭夫氏がFMラジオでコメントしていました。
(負けたNTTコムSAに対して)
”みんながバラバラになっている。元々個人のチカラで勝ってきたチームではあるが、今日は周りのサポートが足りないし遅い。 ラグビーは"One For One"では勝てないんだよ。”
痛い言葉だった。
でも身にしみたありがたい言葉でもありました。
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