先日の大阪出張でのこと。お土産の話からです。
自宅にはいつも「八つ橋」を買って帰ります。
子供たちが大好きなんです。
買う方としても、色んな種類があって、また、季節ごとに違う味を選べるのでラクチン。
一方、会社へのお土産は、、、
実はわりと悩みます。。。(笑)
さて、こちらを手にして、他を見ていると、、、
売り子のお姉様から声をかけられ、、、
”このプチバナナと同じメーカーで、
丸ごと大きなチーズケーキ、いかがですか~。
ここ*「限定」*で売ってますから!”と、熱心な勧誘が(笑)。
なるほど、物を見るとご立派。丸ごと一個だけに迫力があります。
でも、、、
丸ごと一個は会社では分けにくいし・・・とお断りすると、
”なら、このチーズケーキを自宅用にしたらどないですか・・・” と。
そうきたか。さすが商人の町、大阪。なるほどネ・・・と。
さらに、
”ここでしか売ってへんから、あとで後悔しますよ~”、
ムムム、情に訴えてきたか~(苦笑)、
でも、そんなことはないよ。だってうちの子達は八つ橋好きだし。。。
とどめは、
”ぜ~ったいに、”あなたのために”考えてんねんやから~!”
もちろん半分以上冗談なんでしょうけど(苦笑)。。。
(実際、やな感じではなかったです)
なんか、このセリフが決め手となって、ハイハイって感じで終わりとなりました(笑)。
* * *
”あなたのために・・・”
よく使いますよね、このセリフ。
親が子供に対して、
”あなたのために言ってんのよ・・・”。
先輩が後輩に対して、
”おまえのためを思って言ってんだゾ・・・”。
営業が顧客に対して、
”お客様のためを思って提案しております・・・”。
ありがたくもあり、余計に思えるときもあります。
なぜなら、コレ、「自分から目線」だから。
”あなたのため”なんて言いながら、実は”自分のため”、”自分の都合”なんですよネ。
先のお土産やの店員さんもしかり。
前述の親も営業もしかりです。
だから時と場合によっては、”あなたに言われたくないです”と受け入れたくない(苦笑)。
”こっちの事情もあるんだ”、
”おれの立場にもなってくれ”
ということになるんですよネ。
要は、「自分から目線」ではなく、「相手の目線」になって考えることが大事ということだと思います。
* * *
”あなたのために”は、自分目線。
と、すると、
”あなたの立場に立って”は相手目線。
そう、
立ち位置を変えるだけで、180度見方が変わります。
とはいえ、全て相手の立場から自分(または世の中)を見るなんて、そう簡単なことではありません。
でも、職場でも家庭でもボランティア活動でも、相手目線で考えることってとっても大切。
うまく行く、行かないは別として、気持ちよい社会を形成するための大人の知恵の一つだと思います。
こんなことを書きながら、、、
自分自身、特に家庭においては、、、
相手の不機嫌さを見てはじめて「相手目線」になっていないと気づかされる毎日でありますが(苦笑)。。。
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