下電【2】備前赤崎駅この路線跡の中では 唯一駅舎が残る、かつての街の始発駅だった児島その使命を終えて 30年ほど経ち、さすがに少しずつ朽ち始めてるように見えましたし、それこそ、マニアの酔狂なのかもしれませんけども、いつまでもこの駅だけは忘れ去られないで欲しい街の人の記憶からも、そしてこの場所からも風化させないで欲しい・・・そんな 半ば身勝手な願いを胸に込めながら児島の旧駅舎に背中を向けていよいよ線路跡を歩き始めます。(°∀°)b 地元の方々の手によって旧沿線のところどころに植えられた花たちが、もう電車が来なくなった寂しさを慰めているようです。いや、そうじゃなくて線路が無くなっても、往時の面影を彩るために沿線を花で盛り上げてる こんな活動を見てても、本当に この街が好きな人が多くてそんな人たちの地元愛にも支えられてきた電車なんだなとしみじみ感じさせられましたね。(^^)中心市街地というよりは木造の家屋や商店が密集した 昔ながらの集落のまん中を軒をかすめるように突き抜けている線路跡現役時代は、さぞかし賑やかで風情もあったんでしょうね。そんな情景を思い浮かべながら古民家がひしめきあった一本道を てくてく歩くと少しだけ視界が開けて、さらにもう少し進むと備前赤崎駅の跡地に到着します。昔は この駅には車両すれ違い用のポイントがあってホーム跡も 線路跡の両側に はっきり残ってますけども、末期には その交換設備も撤去されて、乗り場も1本だけになり、実際に使われてたホームは復元された駅名看板が立ってるこちらとは反対の下津井方面側のホームだけが使われてたようで立派な木造駅舎もあったそうなんですよ。(°∀°)b 94