この事件、保守界隈の一部で騒がれました。
特に日●保◎党界隈。
 


女性の安全のために
銭湯や更衣室、トイレなど女性の性がからむ
デリケートな公共スペースにおいて
トランスジェンダーの利用は慎重でないといけない。

個人的にもかねてより何度も発信してきた点で
思いは共通なんですが、
LGBT理解増進法以来、露骨に風当たりが強くなって
理性を失っていく彼らの様に不安や恐怖を覚えています。

今回の件は、かねてより彼らが心配していた
「こんなこと」が起こった証拠としてもてはやされています。

その論理に正直呆れてものが言えないのが本音です。




この手の事件、変質者男性によら女性風呂侵入事件は
私の記憶でも今から30年前ですらちょくちょくあった話。

トイレ侵入や更衣室侵入もまた同じ。
こういうのは今に始まったことのない、変質者の性(さが)。

しかし、LGBTの過剰なブームに乗っかり、
最近の変質者はトランスジェンダーを隠れ蓑に利用して
その変態性を正当化しようとしていたり、
マイノリティ差別をたてに防衛を謀ろうとしている。

そういう点で、
マイノリティ差別の悪用を私も批判してきたし、
悪用を防ぐための策を講じるように
知り合いの国会議員の周囲でも意見したこともある。



その上で、保守界隈からあまり好評ではない
「LGBT理解増進法」が成立し、
中道の野党の意見を取り入れたことで
左派よりの従来案よりも良い案が可決されたと思っている。



しかし、この法律が成立した前後に、
保守界隈から強い懸念が提唱されていた。

「心は女だと自称した男が女性の浴場に
どうどうと入ってくるようになる」

そして今回、現実のものになったと騒いでいる。



いやいや、何をいうか、
こういう輩は昔から入ってきていた。
新しい話ではない。

むしろ、この法律が成立したことで
厚労省から明確な管理基準の通達が発出された。

よって、こういう変態が現れた際に的確に逮捕された。
つまり、こういう男が堂々と女性浴場に入ることを防いだのだ。

確かに、浴場には侵入されてしまった。
しかし、国、社会は、明確にそれを拒否したし、拒否できた。
それが差別ではなく合法だという証拠がしめされた。

それは、LGBT理解増進法が彼らの言うような
LGBTの特権を作り出すような法律ではなかった
あきらかな証左ではなかろうか。


しかし、彼らは言う。
「実際に心が女だと言い訳してる」

そんな言い訳が通らなかったのが事実だろう。

たしかに昔はそんなことをいう変質者はいなかった。
しかし、何故そんな変質者が現れたのだろう。

私が読む限り、理解増進法は
そういう変質者を守る法律ではない。
むしろ、社会の理解無しに権利は拡大させないという
あまりな特異なものを排除する原則を記したと理解する。

つまり、今の時代は今回のような変質者を
被差別者支援の傘の中には入れたりはしないという
共通理解があるんだということこそ発信されるべきだった。
実際、立民、共産など左派政党は軒並み批判を繰り広げた。

それなのに一部保守派は
「これで女性浴場が自称女に踏み荒らされる
 そんな日本になってしまった。」
とあたかも事実の真逆の日本になってしまったと喧伝。
わざわざ変質者に偽りの免罪符を配って回ったと私には見える。


そりゃ、ノイジーな政治言論が
「自称女は女風呂に入っても大丈夫」とのたまってるんだ。
変質者はそりゃ喜んで入るだろう。


そんなレベルのどうしょうもない言論。

昔は一枚岩だった保守論壇。
今は陰謀論や他者への攻撃性の強い言論人と
その支持者が先鋭化していっている。
それと同時に保守層の中からも彼らへの批判が強くなっている。

LGBT理解増進法について批判的なゲイ集団も
そっちのグループに特化してきている。


正直そのグループも含めて世間では
ノイジーマイノリティだと確信している。

そのゲイ集団の彼らがLGBT理解増進法において
成立に尽力された理解増進会の繁内先生とその支援者の
活動集会にケチをつけて掻き乱した。

たしかに繁内先生の周りは勢いづきすぎて前のめりになってたし
それはあたし自身みてて心配にはなってた。
でも、そうなる気持ちもわかるし、
彼らもまた心から社会を良くしたいという思いが強く、
素朴で家庭的な雰囲気もまたあったかくて見守ってた。

でも、結果的に、残念なことに騒動になってしまった。
個人的にも繁内先生に僭越ながら意見を送らせてもらった。

こんな結果になってしまったことは残念。
反対勢力の指摘もまた正しい部分もある。
しかし、理解増進会が勢いづいて積極的に活動することで
関係するみなさんが誹謗中傷されることは避けるべき。
それに、理解増進法は理解増進会が音頭を取って
啓蒙活動をしなくても大丈夫なように設計されている。
左右の反対派も含めて、国民世論にその運用を任せるべき。

私の意見をお読みいただいたかはわからない。
他の方の意見もまた勿論あったろう。
結果として繁内先生は今一線から退いていらっしゃる。

本当に補助金チューチューや地位名誉が目的なら
このくらいはねのけることだってできたはず。
手弁当の活動を長らく続けてこられて、
こんな悔しい最後はなかったろうと推察します。

それでも身をお引きになったのは
この法律がバランスを取ったものであり、
必ずや共感されると自信がお有りだったからだろう。

あのまましがみついていたなら
補助金チューチューの指摘がどんどん強まっていき
疑惑の目がさらに向けられていただろう。


しかし、あれから数ヶ月が経ち、
保守層反対派の指摘はどこまで正しかったのだろう。

補助金チューチューの実績なんてどこにあるのやら。
だれもそんな証拠をあげたりしていないのではないか。
堂々と女風呂に入っている変質者は増えたのだろうか。
いや、そんなデータはない。
捕まった変質者は反対派の懸念(喧伝)のとおり
「心は女」を楯に正当化しようとしている。
むしろそういう誤った理解を既成事実にしている。


いい加減にLGBT理解増進法反対派の人たちは
冷静に現実をみてほしい。
変質者は逮捕されてるから。
そんなのオッケーな社会になんてなってないから。
そんな意見を吹聴することで助長してるから。
そんな極端な曲解をして、真っ当な言論を妨害してるから
世間からはどんどん嫌われていってる。
確かに何十万人レベルの人が集まってるけど、
残る人達の多くから嫌悪されてる。


理解増進法成立過程における方法論は問題があった。
理解増進法という形以外に手はなかったのかも意見はある。
理解増進法ももちろん完璧ではない。
運用する国民の知識覚悟も十分なのかわからない。

けれど、昨今続く人権の暴走に
歯止めをかけることには成功した。
その点をぜひ冷静に評価してほしい。

そして今、過渡期故に最高裁判決にも変化があるけど、
理解増進法が間違えた解釈で考慮された可能性を危惧して
女性の人権保全のために趣意を改めて発信なさってる。
そういう方だ。

(最高裁の性同一性障害特例法手術要件の違憲判決については
理解増進法が原因ではないと私個人は考えてます)



政治家についてもそうだが、
謂れなき批判を受けていると思われる方はいる。
何よりも理解増進会繁内先生の名誉は是非とも
回復したいと個人的には感じている。

思想信条は違っても、理想を叶える方法論も違えども
意見を交わしながら共感を呼び、
他者を攻撃せず、集まってくる仲間を守り、
批判を一身に受け止めつつ、身を引く。

そういう人に集って作られた価値観と
他者の尊厳を慮ることなく戦い踏みにじっていく価値観と。

私は後者が嫌で左翼を見限った。
私は後者が嫌で一部の保守を見限る。
左翼と同じ方法論。
それを右翼と呼ぶ。

ノイジー左翼とノイジー右翼。
どちらも支持なんて得られない。
仲良く生きる中翼は穏やかに優しく生きてるもんさ。




放っておいてもLGBT理解増進法は定着するだろうけど
その陰に尽力された方がいたことを是非覚えておきたい。