個人の感想です、と前置きします。 


 

MtF里ママは難しい?

MtFが里親登録をするまで

里子ちゃんとお見合い

里親として認めてもらえた

MtF里ママは難しい?


まず、知らない方の為に説明

LGBTは昨今騒がれ、認知も広がっているけれど

その言葉の意味や使い方、

それに類する細かな分類など

当事者の間でも幾十年議論が絶えたことはない。

詳細は割愛します。


私はLGBTでいうとTに属する。

トランスジェンダー、性同一性障害といわれる部類。

生まれたときは男性。

ホルモン治療や性別適合手術を受けて

(性転換手術、性別再判定手術などともいう)

体を女性のそれと類する形に似せている。

その後法律に則って戸籍も女性として書き直してもらった。


このように男“Male” から“o”向うさきは 女“Female”

だとして人生を自ら選択した人のことを

MtFと呼ぶ呼び方があります。


職場恋愛した普通の男性と付き合い、

その人が今では夫となり、

2人力を合わせていきています。



地域差もあると思うけど、

里親や児童養護の世界はかなり保守的。

だからLGBTには比較的厳しい世界だと思う。


家庭の機能として父性と母性の2つの柱があることを

理想の形だと研修でも教えてくださる先生がいるほど

ジェンダーと育児が繋がっていると考えている節がある。


特に母性は重要

離婚だったり死別だったり

親を失った子どもたちへの配慮は

学校でもどこでもしてはいるものの、

やっぱりことあるごとに世間は

母親の仕事というものを重要視する節がある。


そして、子育てと現場では

小学校まではやはり学校とママの間

行われているのが現実なんだと痛感する。


もしママ友とのコミュニケーションが

十分にはできていなかったとしたら

子どもたちを見守ることも支えることも

できなかったと思う。


育児のストレスも共感できるママ友がいなきゃ

夫婦ともども乗り越えられたかわかんない。


だからママの仕事ってすごい大きい。


だから、ジェンダー重視は現状では正解だと思う

ジェンダーがもっと自由になった、

当たり前になった時代にはきっと変わるのだろうが、

現状はジェンダーは非常に重要な要素だと思う。



育児はママの仕事

子育ての中心に立つママのコミュニティで

ジェンダーに敏感な私がずっと生活して感じたのは、

巷はジェンダーに寛容にという雰囲気はあっても

理解がされているわけではない。


行政の担当者も理解どころの騒ぎではない。


そうなるとLGBTの機能面で

父性と母性が十分なのか疑問を抱くのは仕方がない。


社会の流れでLGBTを受け入れるとされて

困惑している現場もある、との声も耳に入る。


LGBTのカップルで里親をなさってる人も

最近は多くいるらしいけど、

戦いながらの育児なんだろうと想像したり…

そしてFTMよりMTFの方が

母親に期待する役割が大きい

現場は慎重なんだろうと感じる。



MtFが里親登録をするまで

 

私の場合は、手術も終え戸籍も変えた

トランスジェンダーの女性MTF。

私はそんな個性を全く隠さずに

一連の里親研修を修了し、里親登録をした。

しかし、積極的に話したわけではない。


戸籍の性別変更を行うときに

特例法を適用した旨の記載が残されている

里親研修を終えて登録する際、

戸籍の提出を求められそこで気付かれた


児相は戸籍で気付いて

天地がひっくり返ったように

焦りながら私に確認してきた


返した私の言葉は

隠すつもりは全く無かったです。

むしろ、お話するつもりでした。

戸籍を確認なさるまで

何度もお会いしてお話して

それでも全くわからなかった

その事実をまずは知っていただけたと思います

 
サムネイル

偽らない本心。

隠すつもりは本当になかった

しかし、正直言って女だと思いながらも

完全な女性の一般的な感性かと言われたら

そうではないと自覚もある。


男の子の気持ちもわからないし、

でもこれは世のママもおなじだからいいけど。

何より女の子のだよね、

思春期の女子のあれこれの荒波に揉まれたことはないし

女の子の育児に、特に体のことなどわからないし、

女の子の体の大変さも共感できないし

どこまで対応できるのか不安もあった。


だから、私なんかで子育てができるのか不安だった

こんな私が里親になれるのか、

みなさんの目で見定めてほしい


きっと児相もLGBTの私に母親の機能があるのか

前述の通り不安だったと想像する。


だからあえて

児相の不安を私たちも共有していること

だから無理して押し通さず

助けをちゃんと求めて行くんだ

という私の考えを正直に伝えてみた。



幼い命と、その人生を預かる。

そう思うとわがままではいられない。

使える手はすべて使って、

たくさんの知見を頂いて、

丁寧に子どもたちと向かい合いたい。

児相の専門家の力をお貸しいただきたい。

全力で児相がサポートしやすい体制をつくる。


そして、児相の方も納得して晴れて里親登録。


里子ちゃんとお見合い


里ママの先輩たちからも「遅いね、遅いね」と言われながら

2年ほど待たされたけど、里子ちゃん2人が来てくれた。


正直言うとこの子達は

ほとんどの里親さんが拒否するような

非常に難しい条件の子どもたちだった。


何も知らない里ママ仲間からはビックリされた。


若いのに、しかも新人で、こんなに待たせて、

こんなに難しい二人を紹介するなんて…

児相は何を考えてるの!?

理解できない。


そこまで仰る里ママさんたちもいた。


理由は定かではない

下手な憶測はすべきではない

私達に小さな子は不安だったのか

そう感じてしまうのは本音


しかし、この子達が紹介されて良かったとも思っていた

この子達は逆に私達でないと受け入れないのだろう。

最後のチャンスを私達が潰してどうする。


私が社会に拒否され苦しんでいたように、

この子達は自分の責任でもないのに苦しんでいる。


この子達が受け入れてくれるならこんな幸せなことはない。


そういう思いでお見合いを決意しました。

不安なんてあったと思えないくらい

すぐに子どもたちと恋に落ちました

初めてあった時にいきなり

「お母さんって呼んでいいの?」

意外な言葉に焦りと嬉しさと覚えたのを記憶してます。


いろんな交流を経て納得の上で

二人は我が家にやってきてくれた。

それから4年、

今では仲良し親子

とても素敵な子どもたちに育ってくれた。

自慢の子どもたち。


詳しくは↓

子どもたちと過ごした日々

にゆっくりしたためていきたいと思っています。


涙涙の出来事や楽しい思い出や

いろいろな困難を乗り越えて

幸せな家族を作る私達のことを

児相は認めてくれました。



里親として認めてもらえた


二人と幸せに暮らしているというのに、

今では児相からまさか頭を下げられるほどに…

「あと1人、あと2人

受け入れてもらえませんか?

特別養子縁組もいけるような子です。」


あんなに待たされて、

難しいと評価され敬遠されるほどの

条件の子どもたちしか

紹介してくれなかったのに。


今ではmtfでもお母さんになれる。

それを児相の方が認めて下さったんだなって。

私の子育ての苦労が現場の経験になって、

次に里親を目指す当事者の方の勇気や、

それを支えるスタッフの安心に繋がれたら嬉しい。


それが私の中のマイノリティの人権活動

これからも表に出ることはしない。

世間のお涙や感動ではない、

現場の信頼と確かな経験を積むこと

その為にも、何より可愛い我が子をしっかり育てるために、

これからも平凡に温かい家庭を築いていくつもり。

 

ちなみに今の夢は、

上の子だけで手一杯のパパを説得して

弟がほしいという子どもたちの夢を叶えてあげること

3人目。ママ頑張るから!