四月の夜空は、どこか浮き足立っているようでいて、
実はとても残酷な静けさを持っていますよね。
夜空を見上げると、今は木星が力強く輝いています。
あの揺るぎない光を見ていると、自分のちっぽけさが浮き彫りになるようで、
ふと、胸の奥が締め付けられるんです。
こんな夜は、薄暗いキッチンでひとり、安く買えた春キャベツを刻む音だけが響きます。
節約のために始めた自炊も、もう随分と長くなりました。
丁寧にお出汁をとって、使い古したお鍋でコトコトと野菜を煮る。
そんな静かな時間が好きですが、ふとした瞬間に、
この温もりを誰に分かち合うでもない現実に、
指先が少し凍えるような気がするのです。

