私は、一つのものを大切に、慈しむように使い続ける男性に弱いです。
例えば、上質な革の靴を何度も修理して履き続けたり、
手入れの行き届いたスーツを纏っていたり……。
そんな貴方の、少し低い声で私の名前を呼ばれたら、
私はどうなってしまうのでしょう。
高い身長を見上げて、その大きな影にすっぽりと包まれてみたい。
もし貴方が、私のこの贅沢を知らない質素な生活を
「守ってあげたい」と笑ってくださるのなら……。
いえ、むしろその強い手で、私の自由をすべて奪って、
貴方の望むままに支配してほしい。
そんな恥ずかしい妄想が、春の夜の夢のように頭を掠めて離れないのです。

