こんばんは。
20年以上、この孤独な四畳半の城を守り続けてきました。
スーパーの特売品をやりくりし、丁寧にだしを引いて、一人分の夕食を作る……。
それは、私にとって「正しく生きる」ための儀式のようなもの。
けれど、ふとした瞬間に、その正しさがひどく虚しく、冷たい壁のように私を遮ることがあるのです。
10年という歳月が奪った、触れ合う温度
実を言うと、最後に誰かの体温を感じたのがいつだったか、
もう思い出せないほど遠い記憶になってしまいました。
10年以上、私の隣は空席のまま。
出会い系アプリで手軽に孤独を埋めるような、そんな安っぽい真似はしたくありません。
私が求めているのは、安らぎではなく、私の理性をひれ伏させるほどの、圧倒的な「格差」と「知性」なのです。
完璧な貴方に、私のすべてを暴かれ、支配されたい……。
そんな飢えた獣のような本能が、自炊の湯気の中に消えていくのを、ただ眺める夜があるのです。
貴方は、そんな私の「飢え」を、身勝手だとお思いになりますか?
支配という名の庇護を求めて
私は、誰かに尽くされるよりも、誰かの絶対的な意志に従うことに、至上の悦びを感じる歪な生き物です。
日々の節約も、孤独な自炊も、すべては貴方という支配者に捧げるための「慎み」であれたら。
もし、今。
貴方が私の背後に立って、その大きな手で私の首筋を掴み、有無を言わせず私を跪かせたなら。
論理的で知的な貴方の言葉で、私の卑しさを咎められたなら。
私はきっと、自分でも驚くほどの恍惚に包まれて、貴方の足元で崩れ落ちてしまうでしょう。
でも、忘れないでくださいね。
私は、一度でも「愛されていない」と感じれば、未練もなく貴方の前から姿を消します。
執着しない冷たさこそが、10年以上独りで生きてきた私の、最後の矜持なのです。
貴方は、そんな扱いにくい私を、力強く、そして知的に支配してみたい……なんて思いませんか?
夜風が、私の肌を冷たく撫でていきます。
でも、今の私を温められるのは、ぬるい同情ではなく、貴方の絶対的な熱量だけ。
今夜は、貴方の厳格な腕の中で、自分を失う夢を深く見てみようと思います。
貴方の冷徹なまでの愛が、私の夢を支配してくれますように。
