冬の夜って、どうしてこんなに長く感じるんだろう。
時計を見たら、もう日付が変わっていたのに、
部屋はまだどこか起きているような気配をしている。
あまりにも寒くて、ココアを入れた。
マグカップを両手で包むと、指先からじんわり伝わる温かさが、
そのまま胸まで染みてくる。
外は凍えるほど寒いのに、室内の静けさはやけに甘い。
ふと、窓に映った自分を見たら、
なんだか少しだけ表情に色っぽさがあって、
自分でドキッとしてしまった。
夜更かしって、そういう表情を引き出す魔法みたい。
さっき、ソファに横になったとき、
厚手のブランケットが足元をすべる感触が妙に優しくて、
その柔らかさだけで、想像が温かい方向へ勝手に転がっていく。
もし今、この静けさの中に
誰かの低い声が落ちてきたら──
なんて、寒さのせいなのか、
それとも夜のせいなのか、
ありえない妄想ばかりが浮かんでしまう。
冬の夜更かしって、
まるで自分の中の“触れられたい気持ち”を
そっと照らし出してしまう。
こんなこと、昼間は絶対考えないのに。
明日の朝はきっと後悔するんだろうけど、
この静かでほのかに熱い時間だけは、
もう少し味わっていたい。
冬の夜は、孤独よりも、
その手前の“やさしいさみしさ”が心地いい。
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