40代を過ぎてからでしょうか。
身体の声が、以前よりも少しだけ鮮明に聞こえるようになった気がいたします。
無理をして着飾るよりも、内側から整っていく心地よさを大切にしたい。
そんな想いから始めたのが、身体に優しい「ゆる発酵生活」なんですよ。
手作りの塩麹や甘酒が、時間をかけてゆっくりと熟成していく様子を見守る……。
それは、どこか自分の人生と重なるような気がして、愛おしさが込み上げます。
慎ましい暮らしでも、目に見えない微生物たちが紡ぎ出す豊かな風味は、
何よりの贅沢だと思いませんか?
腰の手術を経て、杖をついて歩くようになってから、
私は「待つ」ことの豊かさを知りました。
焦らず、急がず、自然の摂理に身を委ねる。
そんな静かな時間が、私の心に柔らかな艶を与えてくれるのです。
お味噌汁やキムチ。。。発酵の恵みをいただく朝。
ふと、理想の男性の姿を思い描きます。
知性溢れる瞳で、私の不器用な歩みさえも
「それが君の美しさだ」と、深い慈しみを持って見守ってくださるような……。
そんな逞しい背中を持つ方と、この穏やかな味わいを分かち合える日が来たら。
今日も一匙の発酵食に感謝を込めて。
内側から滲み出る美しさを、一歩ずつ、丁寧に育てていきたいのです。

